ほしい漫画が見つかるサイト・漫画レビュー.comへようこそ

20世紀少年
作者:浦沢直樹

雑誌:ビッグコミックスピリッツ

 レビュー全文  

8点  :ASKさん 

浦沢漫画には映画館で映画を見ているような臨場感があり、この作品にもそれは健在。
キャラクターの表情、動きなどが事細かに考えられて構成されており、小説では表現しきれい漫画の特性をとてもうまく利用している。
ただ後半部分は本編がほとんどすすまずだらだらでなのは否めない。

ただこの漫画についていっておきたい事がある。
作者の狙いと読者の受け取り方に差が生まれている事である。
この漫画はそもそも「健二」が巨大な宗教組織に立ち向かっていく話であるが、読者の求めているのは「ともだち」の正体は誰かというところに向きすぎている。
正体は誰か?というところばかり見ているとこの作品の面白さは半減する。
どういうところに注目すべきか。
私が思うに人間、それも人間の内面の奥深さが描かれているところに注目すべきである。
上でも記した通りキャラクターの動きが等が事細かに考えられているがそれは一つ一つが人間の内面をあらわしているように見える。
そういうところを意識して呼んだことがある人も読み直してみてはいかがだろうか。

[ 2007-04-17 15:27:24]
  ASKさんのページへ
 この漫画のTOPへ
このページの上に戻る
[家]ホーム
 ランキング
 漫画を検索
[MAIL]お問い合わせ
漫画レビュー.com