頭文字D
作者:しげの秀一
雑誌:週刊ヤングマガジン
レビュー全文
4点
:フクポルさん
<所持歴:25巻くらいまで。現在は売却>
今更な感もありますが・・・
ハチロクの市場高騰を引き起こし、峠にハチロクをわんさかと出没させた、ある意味物凄い影響を及ぼした作品。
ウケた理由は「フィクションとリアリティのバランス」でしょう。
荷重移動など地味ながら基本的な理屈をキッチリと把握し、またそれを生かした描写があるからこそ実際にはありえないようなフィクションな表現もなんだかホントに出来そうだと思ってしまう。
加えて車の描写も上手いですし、それらが合わさって1つのエンターテイメントとして優れた物になってると思います。
が、それが光るのは1部まで。
2部以降はストーリーのマンネリ化や展開の遅さなどが強烈に足を引っ張ってます。
あと、やっぱり人物描写はちょっと・・・
生き生きしてない、生気が感じられない、ぶっちゃけると魅力的でない。
そんな感じなので、車(バトルシーン)以外の所のドラマが薄っぺらいです。
なので、車好きにはウケるけど、車に興味なかったらこの作品の面白さなんて何も感じられないでしょう。
何巻か忘れましたがコミックの巻末おまけマンガで
「面白くなくなったらスッパリ(連載を)辞める」
と作者自身が言ってましたが、それすら出来ない大人の事情ってのがあるんでしょうか。
1部までは7点(8点でもエエかも)は付けれると思いますがトータルすると、やっぱこの辺りが妥当でしょう。
好きだっただけに、現在の状況が悲しくすらあります。
あと、最後に一言。
アンダーグラウンドなのがカッコいいと思うのは大間違い。
涼介君、どんなにカッコつけても君がやってるのは「非合法」ということを忘れてはいけませんよ。
[ 2008-02-16 23:15:24]
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