働きマン
作者:安野モヨコ
雑誌:モーニング
レビュー全文
6点
:souldriverさん
ひたすら足掻く主人公に共感できるか否か。他の方の言うようにこの点において大きく評価が分かれそう。
漫画というメディアで物語を描くにあたって、「理想」と「現実」の線引きはとても難しい。こと現代を舞台とした作品ではご都合展開が過ぎてもダメ、堅苦しすぎてもダメになってしまうところがあると思う。
その点、この作者は主人公が両者の間で悩む姿を適度に描いた上で、最後の結論を放っぽり出して全部うやむやにしてしまう(主人公の勢いに任せてしまう)。
無責任といえばそれまでだが、流れに身を任せようとする自分がいかに現実に納得の行かないもう一人の自分と上手く付き合って行くか、というのが社会で立ち回っていく上で大事なことなんだと言ってるように思う。これは個人的な解釈だけど。
小難しい話になってしまったけど、エンターテイメントとして良作なのは間違いなしです。
[ 2007-12-26 19:39:44]
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