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あさきゆめみし
作者:大和和紀

雑誌:mimi

 レビュー全文  

7点  :blackbirdさん 

学校の古典のために、ざっと流れや人間関係を頭に入れるために、よく読みました。
確かに人物が多いし、髪型は前髪位でしか区別できないし、書き分けは苦労したと思いますが、頑張ったと思います。各女性の性格を、まゆ毛や目でよくここまで表現したのでは。
(少女マンガに慣れていないと難しいかもしれません)

歌の意味ややりとり、当時の宮廷のしきたりなどは、こういう事だったのか!と、分かりやすく描かれていましたね。

成功を収めても、あれだけの女性との遍歴があっても、一番欲しい人は手に入れられない、そんな源氏に対して、作者の慈愛に満ちた目線で描いています。

後半に向かうにつれて、かなり暗く悲しみに満ちていきますし、原作でも付け足しのような宇治編も、全体的に憂いに包まれて消えていく、という印象を残して終わります。何度読んでも、宇治編はいいや、って正直思っちゃいますね。
[ 2011-04-06 23:32:39]
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