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バットマン:イヤーワン/イヤーツー
作者:デビッド・マツケリー

雑誌:DC Comics

 レビュー全文  

8点  :やじウマさん 

たしかにイヤーワンはすごくよく出来ているのに対してイヤーツーとフルサークルは色々と粗が目立つ。
 話がご都合主義だし、マクファーレンの絵(最後の方はジジイと女の描き方がスポーンと同じである)もあってなんだかマーヴルクロスに入ってたスパイダーマンでも読んでいる気分になる(リーパーのデザインがすでにマーベルくさい)。

 だがしかし、この後にミラーが発表する人間嫌い、既存のメディア社会大嫌いなのがよく想像できる「ハードボイルド(バットマン関係ないけど)」「ストライクスアゲイン」や、他の作家の発表する「アーカムアサイラム」や「ロングハロウィーン」などの殺伐としたバットマンを読んだ後だとこのバットマンを単純に「駄作だ」と否定するのは少し気が引けてしまう。

 あの辺りを読んだ後にこの「イヤーツー」「フルサークル」の牧歌的な要素-アルフレッドが落ち込んでるロビンに一喜一憂するとかブルースウェインが素直に恋に落ちるとか-、を観ると「イメージが崩れてしらけるなあ」と思うと同時にどっかしらホッとしてしまうのも確かなのだ。

[ 2012-08-20 18:06:46]
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