DEATH NOTE
作者:小畑健
雑誌:週刊少年ジャンプ
レビュー全文
8点
:kikiさん
誰しもなかなか捕まらない、処刑されない凶悪犯罪者なんて天罰が下って
さっさと死んじゃえば世の中の為にもいいのにって思うことあると思う。
私はそうです。
それを簡単に実現することが出来るノート、そしてそれを理性的に使い
始める主人公(物語当初は)。ものすごい着眼点で、そしてそれに対して
強靭なライバルを作り出し超絶な心理戦で戦わせ、次々と展開を早め
スピード感あふれる物語にしたところはマジ素晴らしいと思います。
第二部は確かにだれるけど、それを差し引いてもこんな奇抜な発想の
物語を産み出したことは凄いと思うし、熱中させられました。
秀麗な絵、魅惑的なキャラクター、漫画としての完成度はかなり高いん
じゃないかと思います。第一部に関しては。
終わりは物語の到着点としてはいいとは思いますが、もう少し
「デスノートを使った奴が天国や地獄にもいけると思うなよ」
のセリフを実感させられるようにしてもよかったんじゃないかと
思います。なんかあっさりすぎる気がしたかな。
私はライトの間違いは自分を見つけ出そう(排除しようと)とする人達を
殺したことだと思いますが(だってノートに名前書くだけだなんだから
淡々と作業してたらバレっこないやん)、彼の理想的な社会のための
私刑は100%間違っていたとは言い切れなかったりします。
物語ではもう少しその私刑は正しいかどうかの議論ももっとして欲し
かったですが少年誌じゃ無理かな。
[ 2011-08-26 00:51:33]
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