DEATH NOTE
作者:小畑健
雑誌:週刊少年ジャンプ
レビュー全文
5点
:プリさん
いくらでも想定外のことは起こりうるのに
無理矢理計画通りに進むための説明をつらつらされた感じで
何度読んでも天才VS天才の頭脳戦というアオリは
過剰すぎてしっくりこない。
ポテチの袋のトリックもあまりにもお粗末だし。
加えてキラ側と捜査側の力関係のバランスをとるために
スーパー助っ人キャラや救済ルールが後から登場するのは
まだいいけれど、死神味方にされたらそりゃ勝てないでしょう。
ただ漫画だからそういうものなんだと思えば、
エンターテイメントとしては楽しめる。
特に第一部の月VS Lの緊迫した攻防戦は読みごたえがあった。
Lのキャラクターがとても魅力的で、それだけで細かいことは
気にならなくなるくらいの面白さだった。
最初からL側が圧倒的に不利な設定なので
その不利な状況を徐々に覆し追いつめていき、
最後は月が裁かれるというのが個人的には見たかった。
Lが死んだのは何より読者の意表をつくためと、1度は月側に
勝たせておきたいという感じだったのかな。
たしかに月は最後には必ず裁かれないといけない設定だったので
どうせならその役目を担う新キャラを出さずに
Lがそれをできれば一番きれいに終われたと思う。
読者に媚を売らない姿勢はすごいと思うけれど
そのせいで勿体ないことをしたな、と思う漫画だった。
[ 2014-03-25 18:56:08]
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