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電影少女
作者:桂正和

雑誌:週刊少年ジャンプ

 レビュー全文  

3点  :佐々木裕健さん 

「リアルな恋愛模様」と「ピュアな純愛物語」
これは本来二者択一であり、両方を同じ作品で表現することは根本的に不可能である。

なぜなら、リアルな恋愛には、嫉妬や打算、計算、浮気がつきものであり、それはピュアとは正反対である。
また、ピュアであるためには、どんな誘惑にも負けない、並々ならぬ精神力が必要であり、優柔不断な普通の男にそれを達成することは不可能である。

以上の事実を踏まえた上で、優柔不断な男の子が「リアルでピュアな純愛」をすることは可能か?否である。
それでも、そのような話がもてはやされるのはどういうわけかだろうか?口当たりの良いチープな感動ゴッコのようにしか思えない。

『アイズ』よりかは、アイデアの面白さがあった。しかし甘ったれた恋愛観に支配された作品を受け付けることはできない。
[ 2007-06-13 06:41:02]
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