ヴィンランド・サガ
作者:幸村誠
雑誌:月刊アフタヌーン
レビュー全文
8点
:punpeeさん
プラネテス同様、この作者は良い意味で読み手を裏切りませんね。
卓越した個性を感じる作者ではないですが、
本当に丁寧なストーリー進行、構成、そして間やセリフ、構図といった演出力が秀逸。
作品に対する真面目さ、真摯さがひしひしと伝わってきます。
何よりも特筆すべきは、
「愛」とは何か、
「死」とは何か、
「何故生きるのか」といった問題提起に対し、一つ一つ解答を提示している。
それもブレの無いプロセスと、秀逸な文章力と演出力を持ってして高い説得力を感じさせる。
少しだけ中弛みを感じなくもない奴隷編に関しては、若干の無駄があったのかどうか、
これから行きつく先次第にはなるが、現在連載中の漫画の中では、トップクラスだと思います。
良質で良心的な良作。
これからの展開や結末次第では、名作と語られる作品にもなり得ると思います。
[ 2016-12-05 20:58:45]
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