銃夢-GUNMM- Last Order
作者:木城ゆきと
雑誌:イブニング
レビュー全文
7点
:booさん
無印銃夢のラストが作者の意にそぐわなかったということで急遽始まった銃夢の続編です。
個人的にはあのラストには満足していたのですが、好きだった漫画の続きが始まるというのはそれを抜きにしてもうれしいですね。
前作で大分広がった世界がさらに広がっていきます。
無印ではクズ鉄町から見て神の国のように思われていたザレムですが、広い宇宙の一都市でしかありませんでした。
舞台は宇宙都市イェールへと進んでいきます。
無印同様基本的なプロットはガリィの自己探求につながっていきます。
そこにアクション、SF要素、ガリィの過去など絡めていくことも同様です。
しかし、どうも劣化したのが否めません。
絵はデジタルになって見やすくなりましたが、前作が世界観的にもあってた様な気がします。
ガリィの自己の探求という軸がぶれてきている気もしますしね。
天下一舞踏会をこの世界で書きたかっただけなのか?
そもそも現在ガリィが無敵になりすぎて戦闘に緊迫感がないというのが痛いです。
私は強くて、でも弱くて、、わがままで、気まぐれで一貫してない人間らしいガリィが好きだったんですよ。
このままだと神様にでもなってエンドとか勘弁して欲しいですが。
とはいえそこはこの作者ならまとめてくれると信じています。
余談ですが、ジェームズ・キャメロンの映画は期待しています。
まだアバターの続編とかあるので時間はかかりそうですが、一番映画化にあたって向いている監督だと思うので気を長くして待っています。
[ 2011-06-05 15:12:30]
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