はじめの一歩
作者:森川ジョージ
雑誌:週刊少年マガジン
レビュー全文
5点
:かずーさん
ボクシング漫画としてのクオリティは間違いなく高いし画力も秀逸。
キャラの立て方、ドラマ性の創作など、随所に作者の力量の高さを感じます。
ただねえ・・・。
これだけ引き延ばされるとやはりダレる。
当初の伏線であった 「宮田戦」 「マルチネス戦」 なんて、90巻を超えた現在でも、
遙か彼方先であると感じてしまう。200巻くらい目指してるの?
ピークは鷹村の世界初挑戦(vsホーク)まで。
以降は本当にダレた展開です。
ただ読んで素直に面白いと感じるのは、作者の優秀さゆえか。
あと前半が秀逸とはいえ、ボクシングに関わるエピソードや技術的見解は、
ほとんどが守村大氏の 「あいしてる」 からの転用かと思われる描写。
他デンプシーロールやフリッカーなどの描写も他作品からの転用を疑わせる。
あまりにも露骨で、よく文句がでなかったものだと思う。
個人的には、「失笑」 レベルを超えてやや怒りを感じてしまう。
読んで損はないし面白いと思うが、露骨な引き延ばし展開や、前半に見られる
他作品からの転用を疑わせる内容に、減点をさせていただいた。
点数的には 「だれる部分もあるが、ところどころ楽しめる作品」 という
評価レベルに準じ5点にさせていただくが、先述の減点材料を考慮すると
もっともっと下の点数を付けたいほど、問題点を抱えた作品です。
惜しい作品だと思います。
[ 2010-04-09 11:06:24]
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