はじめの一歩
作者:森川ジョージ
雑誌:週刊少年マガジン
レビュー全文
8点
:kaineさん
この作品を一言で表現するなら、
ひらがなの「へ」の字のようです。
連載開始以降、回を重ねるごとにどんどん面白さが加速していき、一歩vs千堂のタイトルマッチあたりで内容・画力ともにピークを迎えます。
それ以降は木村vs間柴や伊達vsリカルドなど印象深い名試合が続き、43,44巻あたりの鷹村vsブライアン・ホーク戦などは、恐らくバトル漫画の最高峰ではないかと思える珠玉の出来。
ところがこの試合がへの字の頂点でした。
それ以降は逆に巻を重ねるごとに下降線を辿ります。
ところどころ多少面白い試合はあるものの、かつてのようなクオリティを感じる事は残念ながら出来ませんでした。
今や単行本で100巻をとうに超えた本作ですが、現在の作品としての質は連載序盤以下と言わざるを得ないでしょう。
への字の右端が左端よりも下にあるように。
正直今連載されている本作は点数を付けるなら3,4点がいいところですが、全盛期の面白さをリアルタイムで味わった身としては7点以下はつけられません。
せめてラストが良いものであることを祈ります。
いつになるか見当も付きませんが…
[ 2015-11-12 18:30:14]
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