LIAR GAME
作者:甲斐谷忍
雑誌:週刊ヤングジャンプ
レビュー全文
6点
:そのばしのぎさん
押し貸しという闇金融の手口、ネガティブオプションという悪徳商法は現実の社会でも行われており、こういった方法で結ばれた契約が無効とされるのは社会人として常識。
序盤の舞台設定は子供だましくらいの説得力しかありません。
ただこのマンガの見所は少数決以降の数字のからんだゲームにあります。
よく比較対象されているカイジは登場人物の心理的な葛藤を中心に物語が進められます。たとえば他のプレイヤーと協力関係が築けるか、否か。話の展開は結局の所、作者の匙加減ひとつでどうにでもなります。
ライアーゲームではそういった心理描写に薄い反面、ゲームのルールに論理で挑みます。
やってる事は「正直村とうそつき村」のようななぞなぞや「汝は人狼なりや?」のようなパーティゲームですね。
最近、ミステリ的な漫画をいくつか読みましたが、がっかりする内容ばかりでしたので、この位論理的な物は新鮮でした。
絵はまだ拙い部分もあるし物語としてはチャチな所もあり、読む人を選ぶとは思いますが、なかなか独創的な内容だと思います。
[ 2011-09-04 02:15:19]
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