神戸在住
作者:木村紺
雑誌:月刊アフタヌーン
レビュー全文
10点
:チプルンさん
「人間賛歌」とはよく言ったものですね。
エンターテイメント性は低いです。
たまにとんでもなく地味な回があります。
もちろん日常を描いたエッセイ風漫画なので仕方無いですが、
とにかくここまで丁寧に人間ドラマを描いた作品は他に知りません。
人の死の受容の過程や、友情が育っていく過程が丁寧です。
キャラクター一人一人の言動に矛盾がありません。
こういう考え方、過去を背負っているから、
今このセリフが出るとか、読む度にその洗練さに気付かされます。
ある画家が死ぬ直前に一枚の絵を描き上げるエピソードが痺れました。
根本的に、辰木桂という主人公を好きになれるかどうかで、
評価が分かれてくる作品だと思います。
[ 2015-01-01 22:45:07]
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