SLAM DUNK
作者:井上雄彦
雑誌:週刊少年ジャンプ
レビュー全文
8点
:オカシューさん
蛇足と言う言葉がある。ヘビの絵に足を描いちゃって上手な絵が台無しになった、というアレだ。
日本にはこの蛇足漫画が溢れかえっている。
あそこで終わっとけば名作だったのに〜!というような言葉は耳にタコができるくらい聞こえてくる。
パチンコと同じである。あの時止めておけば勝っていたのに、欲を出したばっかりに結果マイナスでしたというような。
分かっていても人間中々これが出来ないのである。
編集サイドはもちろんの事漫画家当人もまだいける、読者さえも続きが読みたいと・・・しかしそれが可能なのは一握りの天才のなかの天才でありましてや自転車操業状態の週刊誌では見切り発車で迷走したあげく前半名作、後半なかった事にして漫画が量産されるのである。
スラムダンクが紛れもなく名作なのはあそこで終了を選んだからなのだ。山王戦以上の戦いを描き続けるのは至難と判断した井上先生はやはり漫画家として非凡だ。
絶頂期で引退できるタレントは少ない。だから山口百恵は偉大なのだ。
そしてスラムダンクも。
後日談は読者自身が頭の中で描き続ければよい。
黒板の事なんか気にしちゃいけない。
所持巻数 全巻
[ 2009-07-18 00:52:55]
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