SLAM DUNK
作者:井上雄彦
雑誌:週刊少年ジャンプ
レビュー全文
6点
:BMさん
読みやすい漫画。全31巻と長いが、一気に読める。
前半は、ストーリー漫画。後半は、バスケットボール漫画。
前半に関しては、会話やレビューの話題には全く上がらないほどの普通の漫画。それほど、後半が面白いのだろうけど。
後半に関しては、試合ばっかりの単純ストーリースポーツ漫画。しかし、試合の描写は熱く、感動させられる場面もちらほら。
全体的に言えば、素晴らしい出来だとは言い難い。
絵は後半から、それなりに特徴的で、気持ち悪い。バランスも失敗していたり。しかし、構図は良い。作者の上達が窺える。試合シーンでは、試合自体を描いたものではなく、試合(漫画の中)で撮った写真を載せているという感じ。動きが感じられない(終盤は無理矢理、線を付けていた)。
展開には腹がたつ場面が多かった。まぐれだとか、試合を真剣にプレーせず、そこから相手の点に繋がったりと、うんざり。
三井に関しては呆れている。試合の途中、三井が不良の頃の回想シーンが時折出てくるが、何すんなりバスケやっちゃってんの?、というのが過る。
試合シーンだけなら、後半(つっても、インターハイ前後)からは非常に面白い。
過大評価。でもそれは、この作品が段々と面白くなっていってピークのときに終わり、読後にそれしか残らないからだと思うが。
31巻で4ヶ月は引き延ばしすぎだし、試合シーンも長くしなければつまらないと思ってしまう。
漫画を純粋に楽しみたい、ミーハー用。
[ 2012-03-04 21:15:19]
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