山田くんと7人の魔女
作者:吉河美希
雑誌:週刊少年マガジン
レビュー全文
7点
:鋼鉄くらげさん
野球で言うなら「三回に二回の割合で右中間ヒットを放つ三番打者」といったイメージのこの作品。要するに、大事な場面できちんとヒットを打って、確実に1点を取る技巧打者。そんな、手堅い印象を与える作品です。
主人公の山田は相手とキスをすることで、相手と自分の人格が入れ替えてしまう能力を持っている。そんな、少女漫画とかでありがちな基本設定に少年漫画らしいお色気シーンもプラスした、正に男の子の好みのツボを的確に押してくるかのような、堅実さ満点のストーリー展開です。
そんな手堅い印象を与える作品なので、別段褒めるところも非難するところもありません。話の内容も、どこまで優等生なんだと思うくらいに普通の起承転結ストーリーです。強いて言えば、主人公や男性キャラが皆同じ顔(正確にはみんな前作の『ヤンキー君とメガネちゃん』の主人公、品川)に見える、ってところくらいです。(おそらくこれは、作者の趣味が反映されているのだと思います。)
基本、話のノリは前作のヤンメガそのままなので、前作(の最初の方)が好きだった人は、ほとんど抵抗なく読めるんじゃないかと思います。
[ 2013-02-15 22:22:50]
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