PLUTO
作者:浦沢直樹
雑誌:ビッグコミックオリジナル
レビュー全文
8点
:おいきむさん
かの手塚治虫さんの代表作と言える作品のリメイク版ですが、とても良い作品です。
原作のキャラクターのイメージを壊さないで、より魅力的に表現するという難しいわざに挑戦し、成功されていると思います。
特にアトムやウランがまさしく人間の子供のように描かれている点はとても新鮮で、かつ好感が持てました。浦澤さんの絵は手塚さんの作品との相性がいいのかもしれません。
ストーリーもロボット三原則を前提とする世界観のもと、その前提を揺るがす事件をきっかけにサスペンス的に展開されていて読み応えがあるのですが、個人的には随所にちりばめられたエピソードが好きです。お茶の水博士がアイボ?を徹夜で修理しようとした話やノース2号の話、ゲジヒト夫妻の日本旅行計画など、せつなくて心に残ります。
蛇足ですが、次は浦澤さんによる『アドルフに告ぐ』を見てみたいと思いました。
[ 2010-11-09 01:40:17]
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