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PLUTO
作者:浦沢直樹

雑誌:ビッグコミックオリジナル

 レビュー全文  

7点  :kuroneko3298さん 

原作が手塚治虫とあって浦沢漫画にしては
すっきりしたラストが嬉しい作品。

人間の代わりに殺し合うロボットたち----
 いったい自分たちが何をしたというのか---

どんな命令にも逆らえない彼らの中に芽生えたある感情に
苦しむゲジヒト。
人間の悪意に翻弄されるロボット達の姿がともかく切ない

アトムでなく子を妻をもち愛や愛おしいという気持ちをもった
ゲジヒトを主役にしたせいでその悲哀は一層悲しみを帯びていた気がする

しかし やっぱ小難しすぎてすっと入り込めない何かがあるのも確か。
「博士 どうしてロボット同士 恨みもないのに戦うんでしょうか」
そう涙するアトムにきゅんとくる手塚版。この辺の描きかたが
「へたくそ」なんだな=なんて偉そうだけど改めて思った。

ロボットたちの自己犠牲によって救われた地球---。
彼らの願いは「憎しみなき世界-----」
 その思いに 私たちは報いなければならないんでしょうねぇ(涙)
  


[ 2012-10-02 18:31:30]
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