ひとりぼっちの地球侵略
作者:小川麻衣子
雑誌:ゲッサン
レビュー全文
7点
:クランベリーさん
タイトルに惹かれて読んでみました。
だってこれ藤子先生のオマージュでしょ。藤子先生LOVEの私にとっては看過できないタイトル。
で、タイトルからするとコテコテのSFみたいだけど、内容は割と王道のボーイミーツガールもの。
主人公の広瀬くんが、可愛いけどちょっと痛い系の女の子(希ちゃん)に目を付けられて、「私は宇宙人よ」なんて言っているその希ちゃんを鬱陶しく思っているうちに事件が起こって…、というお話。
希ちゃんが本当に宇宙人なのか、それとも単に痛い子なのか、その真偽が案外あっさりと判明してしまう。
そこはもうちょっと有耶無耶なままで引き延ばしてくれても良かったかも。
だってこの作品はSF部分よりもボーイミーツガール部分に主題が置かれていると思うので。
そういう意味ではすごく変な作品。「最終兵器彼女」と同じ匂いがする。
「二人で一緒に この星を征服しましょう!」
ずっとひとりぼっちだった希ちゃん。
広瀬くんが遂に仲間になってくれたことが嬉しくて、一人でなく二人で過ごす時間が楽しくて、そんな大切な時間を壊したくなくて。
広瀬くんに「仲間」と言われて涙する希ちゃんがいじらしいのです。そんな彼女に幸あれ。
[ 2012-09-23 22:53:49]
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