ハードボイルド
作者:ジェフ・ダロウ
雑誌:海外作品
レビュー全文
8点
:やじウマさん
フランク・ミラーがシナリオを担当しておきながら1994年という和訳Xメンが出始めたあたりにひっそりと出したせいであまり有名じゃない(おそらく)作品。マーヴルズとかアストロシティに並ぶ、アメコミにはまり始めた人がいつかその存在に気づくけどもその微妙なお値段のせいでなかなか手をだせないめんどくさいやつ。
内容は、後に出す「ストライクスアゲイン」にも観られた現代社会への嫌悪感や人間嫌いが行きついた末のエロとグロで築かれた被害妄想炸裂ディストピア系SF、という感じ?それをジェフ・ダロウの病的なまでの書き込みが強めていて、はっきり言って非常に気持ち悪い。
よんだ感じ何かに似ているなあ、と思ったら徳弘正也だった。あの地面の石、草、液体、さらには機械の部品、果ては臓物でもはっきり描いてしまう絵の人。あの絵のくどさを3倍にしたような。人間嫌いで偉い人嫌い、未来に何の希望ももってないとこも似てる。
とても読む人を選ぶと思う。自分はついていけず、正直ミラーはもういいやと思った。徳弘正也苦手だし。
再販の確立は限りなく低いが、高い金出してまで買うのはオススメできない。
[ 2012-08-20 19:02:57]
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