かくかくしかじか
作者:東村アキコ
雑誌:Cocohana
レビュー全文
8点
:ネズラくんさん
この作品を紹介する際、必ず使われるであろうカット
日高先生が「ハイ全然ヘタクソでーす!」と明子のデッサン画を
竹刀でめった打ちする一コマ。
自分もその一コマに惹かれてこの作品を読み始めました。
モーニングは毎週買っているのでいくつかの東村作品は読んだ
ことがありましたが、キャラが暴走し、最後わやくちゃになって
しまうパターンも多く、正直あまり合わないと思ってました。
ただこの作品はノンフィクションということもあって、暴走もなく
自分にとってはちょうどいい感じのコミカルさがよかったのかと
感じています。
日高先生は、女子高生だろうが竹刀でぶったたくわアイアンクロー
をかけるわスパルタというかムチャクチャな先生ですが、
生徒たちのことを大事に思う気持ちを変わった形でしか表現できない
不器用さに暖かみを感じました。
読み始めてからしばらくで、最後の別れが読めてきて、ちょっと
切ない気持ちになりますが、先生が死をを淡々と受け入れ、
最後「描け」と生徒たちに何回となく言ってきた言葉を残した
話は泣けました。
名作だと思います。
[ 2016-05-07 21:17:40]
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