刻の大地
作者:夜麻みゆき
雑誌:月刊Gファンタジー
レビュー全文
9点
:ジブリ好き!さん
小学生の最後に密かにはまった思い出の作品。
8巻まで集めるのに苦労したなぁ。5巻が地元のどこにもなくて、親に頼んでおっきい本屋で買ってきてもらって。9巻がものすごく遅く出て、10巻は1年以上待たされたかな?
何年待ってもいいから読みたい!ってね、当時はインターネットなんて使える人のがマイナーだったから、後で終了したって知って愕然とした。
優しいほんわかなムードで続いていく冒険もの。
どこか懐かしい感じがするのは、ドラクエ3にインスパイアされた作品だからでしょう。とにかくノスタルジーが半端ない淡い画と世界
レヴァリアースの続きもので、敵・味方ともに主要登場人物は決まっています。
シリアスとほんわかが混じった流れや、十六夜のノリが嫌い・苦手な人もいるだろうけど、自分はむしろそこに癒しや単なる勧善懲悪ものからの解放感を感じた。この雰囲気こそがこの作者独自の魅力。
ストーリーにはだいぶやられまして、十六夜みたいに感情がぐるぐるしてた。イリアと十六夜の過度な平和主義とジェンドの葛藤が、ほんっと郷愁感と合わせて心に染みたの。
画は幼稚な感じというか子供向けな感じで描かれていますが、そんな画に癒され、作風にも合っているので好き。
皆さん大嫌いだという方はいないし、とりあえずレヴァリアースを読んでみて作風が合えば読んでみればいいかと。レヴァリアースは今赤松先生プロデュースのWebサイトでタダで見れます。(幻想大陸もこれまた懐かしい感じのギャグ漫画で、タダで見れます。)
でも正直お薦めはできない、未完で作者もTwitterでもう描けないって言い出すし。
8巻以降の未完となる展開は、正直作者の手にも余ったように感じる。
お気に入りは、唐突な入りでシリアスな6巻とノスタルジックな原野風景とイリアの軽業が見所の7巻
大人が古本屋で立ち読みできる感じの画じゃないので、買うしかないよ!
[ 2009-12-22 02:39:00]
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