黎明のアルカナ
作者:藤間麗
雑誌:Cheese!
レビュー全文
3点
:鶴さん
『乙女ゲームのような世界観を漫画に持ってきた作品』
評価:設定を並べている。
レビューなどでそこそこ評価が高かったので読んでみました。
おそらく、きちんとプロットを練っていなかったのだろうなというのが読み終わったときの印象。
強いて言うならば、序破急に近い構成だったけれど、
伏線と回収の書く前の段階できちんと決めておけば、
このような急展開は起こらなかったと思います。
そもそも伏線らしい伏線がありませんでした。
ただ展開と結末だけがあり、そこに理不尽さを感じます。
あるいは後から面白いと思って付け足してみたけれど、
うまく回収できなかったのかもしれません。
それが編集の意志なのか作者の意志なのかは知りようがありませんが、
読者としてはただただ残念でした。
エピソードのアイデア、着眼点は今の流行に則ったものだと思いますし、
女の子の心を掴む『萌え』があると思います。
これからは箱書きを作って、物語の流れ、どこにどの程度のページ数を割くか、ターニングポイントになるのはどこなのか、等の要素をまとめてから描き始めて欲しいですね。
世界観の設定など突っ込みたい箇所はいくらでもあるのですが、その辺りは好みもありますので割愛。
ただ最後にひとつ付け足すとすれば、人間に対して背景が雑でした。
ファンタジーってそこも楽しみな要素なので……やはり勿体ない。
[ 2014-10-14 08:32:09]
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