ドラゴンクエスト -ダイの大冒険-
作者:稲田浩司
雑誌:週刊少年ジャンプ
レビュー全文
6点
:CUBさん
今となっては実質三か月程度の物語だったという作中時間の短さ、
強さのインフレの激しさ、ご都合主義的な奇跡のオンパレードは引っかかりますが、
正義の勇者が悪の大魔王を倒しに行くという単純な勧善懲悪の物語に見えて、
意外とそれに留まらないストーリー。
キャラクターに関してはやはりダイと対を成す陰の主役的存在ポップの存在が大きく、
また、大魔王バーンのラスボスとしての圧倒的な強さと所々人間側の矛盾を突いた台詞、
魔王ハドラーの変化といった悪役達がただの悪役に留まらなかったりと、
勇者と魔王を扱った作品としては影響力のあった漫画。
最後に死闘の末、バーンを倒し、地上の平和を守った直後の
ダイの竜の騎士として、勇者としての末路は結局あの形しか無かったのだろうなと思うと感慨深い。
[ 2014-04-06 22:22:12]
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