ホーム > 青年漫画 > ビッグコミックスペリオール > バンクーバー朝日軍

7点(レビュー数:2人)

作者原秀則

原作デッド・Y・フルモト

巻数5巻 (完結)

連載誌ビッグコミックスペリオール:2012年~ / 小学館

更新時刻 2014-12-14 06:42:03

あらすじ 1914年から1941年まで、カナダのバンクーバーに実在した日系カナダ移民の野球チーム「バンクーバー朝日」を題材にしている

備考

シェア
Check

バンクーバー朝日軍のレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

7点 デビルチョコさん

原作は読んだ事ありません。

移民をして差別を受けながらも、
日本人街を築き上げた人々の心情と、
その子供にあたる日系2世達の立場の違い等が丁寧に描かれていた。

野球をしている時のコマ割や心情心理の描写も良かった。
また野球というスポーツだけでなく、差別とも闘っている姿が心をうった。

良作。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-04-03 16:15:33] [修正:2015-04-03 16:15:33] [このレビューのURL]

7点 gundam22vさん

2014年の年末劇場公開される海外での幻の野球チームを描いた作品で原作未読です。野球漫画としてよりも、カナダでの日系人が受けた差別と闘う漫画で、白人から日本人への差別を描いたものとして、その激しさに驚きました。他作品ではあんまりスポットが当たるものではないのですが、こちらでは詳細に描かれています。白人の黒人への差別は周知の事実で現在も根深いものだとは知っていましたが、日本人も有色人種であるのは間違いなく、そしてこの物語がたった1世紀前という事実からも、現在はそれなりに友好でもやはりと思ってしまうところがこの作品のゾッとするところでした。他は青春漫画としても野球漫画としても特筆すべきところはありませんが、小難しいところはなく、バランスよくそれなりに纏まっています。地味な絵柄ですが個人的には好みな部類ですし。ラストはいくら最近名誉回復的に表彰されたとしても、やはり差別により台無しになってしまったものが戻って来ない切なさがこみ上げる締め方で余韻が残りました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-12-18 22:07:01] [修正:2014-12-18 22:07:01] [このレビューのURL]


バンクーバー朝日軍と同じ作者の漫画

原秀則の情報をもっと見る

同年代の漫画

ビッグコミックスペリオールの情報をもっと見る