ホーム > 不明 > ガンダムエース > 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン

7.5点(レビュー数:2人)

作者左菱虚秋

原作矢立肇・富野由悠季 モビルスーツデザイン:出渕裕

巻数1巻 (連載中)

連載誌ガンダムエース:2014年~ / 角川書店

更新時刻 2014-12-14 14:36:09

あらすじ 宇宙世紀0093。行方不明になっていたシャア・アズナブルは、ネオ・ジオン軍を再興。宇宙植民者の声に耳を傾けず、地上で惰眠をむさぼり続ける地球連邦政府に対し、戦いを挑んできた。隕石を地球に落し、気象条件を変え、人工的な氷河期を作ろうというのだ。人間が地球に住めなくなるだけでなく、多くの罪のない人々が、シャアの手で粛正される。かつてのライバル、アムロ・レイは、敢然とシャアの野望にたちふさがる!

備考 アニメ「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の小説化作品を漫画化した物。「さびしうろあき」名義で連載。共著:柳瀬敬之。

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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレンのレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

7点 臼井健士さん

劇場版でお馴染みのシャアVSアムロの最終決戦「逆襲のシャア」の漫画版である。
が、劇場版アニメの漫画化ではなく小説版「逆襲のシャア-ベルトチーカ・チルドレン」を下地にした漫画だ。

そして、シャアの駆る専用機体は満を持しての登場が相応しい「ナイチンゲール」である。
劇場版のサザビーの強化版とも言うべきこの機体は「α・アジールのものを小型軽量化したファンネル」を10基搭載。
ファンネルの数ではササビーを上回り、出力では「ササビーの1.7倍」という大型MSである。

さらに既に「内縁の妻」状態にあるベルトチーカがアムロの傍らに寄り添い、
「物語の鍵を握る存在」として大きくクローズアップされることと思われる。

地球連邦の腐敗を隕石落としによる地球環境の悪化、即ち地球圏の人類の死滅で解決しようとするシャアはネオジオン総帥として君臨。
それを阻止しようとするブライト・アムロ等と対立する。

絵的に少し古い印象がしてしまう。表紙のアムロとシャアの「これじゃない感」。
さらにクェスが全然可愛らしく描かれていないのはかなり残念。
全体的に人物が違和感があります。他は劇場版しか知らない人間には新鮮な点も多い。

ブライトは何と「髭面」!髭なしの劇場版よりもシブイ!歴戦の戦士感出てますよ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-06 05:53:10] [修正:2016-02-06 05:53:10] [このレビューのURL]

8点 gundam22vさん

ガンダムの原点である「ガンダム」の主人公アムロとライバルシャアの永きに渡る決着を描いた一旦の完結編的作品。映像化されてる劇場版の出来が良くて、この作品がガンダムシリーズで一番好きですね。短期決戦ですが「ガンダム」から見違えるほど美麗になったモビルスーツをはじめ世界進化の衝撃は今でも忘れられないし、現在にも十分通じるのではないかと。三十路を超えたアムロとシャアを中心とする人間関係など全体に漂う大人の雰囲気も非常に好きなところです。

まずは予備知識として「ガンダム」、「Ζガンダム」、余裕があれば「ガンダムZZ」までアニメ本編じゃなくも「Gジェネ」などのゲームでも良いから世界観や流れは抑えてからっていうのは前提になると思います。主人公とライバルがガチで敵→味方→敵で終了した作品というのは、思いつくのでこの作品と青山剛昌作の「YAIBA」くらいで独自性があります。そのアニメ映画「逆襲のシャア」を本作はそのまま漫画化したという訳ではなく、原作者がスポンサーの要望で変更を余儀なくされた本来やりたかったものを漫画化した作品です。様々な変更点や映画で描かれなかった掘り下げや深みもあって、既に小説という形でも出版されていますが、昔読んでストーリーではこちらが上なのではとさえ思いました。ただ文章が小説家が本業じゃないので非常に分かり辛い。そこをこの漫画では映画のキャラデザに近く、画力もそこそこで分かりやすく再現しているように感じました。自分の中のガンダム熱も再燃しそうです。このまま綺麗に完結し漫画化として成功して、「ベルトーチカチルドレン」版の認知度も広がって欲しいなと期待しています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-12-14 17:04:20] [修正:2014-12-14 17:04:20] [このレビューのURL]


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