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6点(レビュー数:3人)

作者吉元ますめ

巻数12巻 (連載中)

連載誌コミックフラッパー:2013年~ / KADOKAWA

更新時刻 2015-03-18 20:39:25

あらすじ 東北地方の山奥にある熊出村。その山の上にある熊出神社の巫女として仕える中学生の少女・まちは、都会の高校に進学することを決意する。しかし、ずっと山奥で暮らしていたために田舎コンプレックスを抱え、さらに極度の機械オンチであるため、クマのナツは反対する。まちは都会へ出るためにナツが与える試練へ挑戦しつつ、熊出村で巫女としての役目を果たして行く。少し変わった非日常的な田舎暮らしの日々を描く、スローライフストーリー。

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くまみこのレビュー

点数別:
1件~ 3件を表示/全3 件

7点 鋼鉄くらげさん

まず原作の名誉のために言っておきますと、原作とアニメは全くの別物です。

アニメ第2話までは今期トップレベルで面白かったのに、第3話以降は、まるで坂を転げ落ちるかのようにつまらなくなっていき、最終回に至ってはまるで擁護のしようのないレベルにまで堕ちていってしまったのは一体どうしてだったのかと思い、急遽既刊の第6巻まで買って読んでみましたが、実際に読んでみて、その理由が何となく分かりました。

要するに、このアニメの制作スタッフはこの作品が持つ「面白さ」を充分に引き出せていなかったのだと思います。あるいは理解しきれていなかったのか、もしくは解釈そのものを間違えていたか。いずれにせよ、正しい「面白さ」を引き出せるようなアニメ作りをしてこなかった。そんな印象を受けました。

原作を読むと分かるのですが、この作品は「まちちゃん可愛い」とまちちゃんを愛でるためだけの作品ではありません。この作品は吉元ますめ先生が生み出す独特の発想とシュールギャグ、そしてほんの少しの「毒」を楽しむための作品です。そこの解釈がまず間違っています。

それともう一つ。漫画とアニメではテンポ。つまり「間」の取り方が違います。漫画はコマの流れで面白さを作りますが、アニメは時間の流れで面白さを作り出します。アニメでは微妙だったヴィレヴァン回もしまむら回も原作で読むと確かに面白いです。その違いは何だったのかと問われたらやはり「間」の使い方。原作の絵とセリフをただ単に映像に起こすのではなく、きちんとアニメとして面白くなるように加工していく。それがアニメの制作スタッフが行なうべき仕事であり、プロとして行なうべき仕事だったのではないかと、そう思っています。

あとは一番肝心のギャグを活かしきれていない。せっかく原作で良いボケポイントを数多く用意してくれているのに肝心のアニメがそれを全く活かそうとしていない。相方のツッコミがヘタクソな漫才を延々と観せられているかのような印象です。正直観ていて微妙だった試食販売回や炊飯ジャー回も、もう少しギャグ寄りに面白く出来たんじゃないかと思うと、やはり力量不足を感じざるをえません。

よく言う刑事編(第4巻)が長いからアニメオリジナルを増やさざるを得なかったという意見も、自分はあまり正しいとは思っていません。仮に刑事編の第4巻をカットして、第5巻以降の話を第4巻での出来事が無かった前提で上手く消去して物語を作っていったとしても、充分作れる内容の原作だったと思いますし、そのストックも充分あったと思います。にもかかわらず、よく分からないアニメオリジナルストーリーばかり作って原作の評価をひたすら下げていき、あまつさえ、登場人物たちのキャラを崩壊させるような最終回を作ったアニメスタッフは明らかに怠慢だったと思いますし、原作者たちは本当に気の毒だったと思います。

アニメでがっかりした人はぜひ原作第5巻以降の「くまみこ」を読んでほしいと思います。そうすればこの
「くまみこ」という作品が持つ本当の面白さを、もう少しは分かってもらえるんじゃないかと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-06-25 00:30:57] [修正:2016-06-25 00:39:05] [このレビューのURL]

7点 ITSUKIさん

アニメ化きっかけで読みましたが、自分のツボでした。
主人公の巫女の女子中学生まちと喋る熊のナツの2人を中心としたギャグ漫画なのですが、
とにかくまちとナツが健気だったり純粋だったり馬鹿らしかったりして楽しいです。

都会の学校に憧れるまちが、都会に行くことを認めてもらうために奮闘したり、しなかったりします。
田舎育ちのためまちが極度に都会の常識に疎いのに対し、熊のナツは熊の癖にiPadやらパソコンやらを使いこなしていて、その対比が面白い。
キャラ萌えできる人向けかもしれませんが、今の所中弛みもせず楽しめています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-04-16 23:57:53] [修正:2016-04-16 23:57:53] [このレビューのURL]

4点 そうすけさん

どっかで見たことがあると思ったらはるか昔に立ち読みした「押入れのわらしさん」って漫画の作者さんなんだと漫画情報登録のときに開いたwikiで知った。
その漫画については殆ど忘れた。
んでこの漫画、あざとい。それが第一印象。大体それがすべて。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-03-18 20:46:33] [修正:2015-03-18 20:46:33] [このレビューのURL]


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