ホーム > 不明 > ビックコミックオリジナル > ABC殺人事件 名探偵英玖保嘉門の推理手帖

8点(レビュー数:1人)

作者星野泰視

原作アガサ・クリスティー

巻数4巻 (完結)

連載誌ビックコミックオリジナル:2014年~ / 小学館

更新時刻 2016-06-07 01:44:39

あらすじ 昭和11年2月ーー226事件が勃発し、戒厳令が敷かれた 帝都・東京の浅草で、一人の惨殺死体が発見された。 その前日には、横浜で名探偵と名高い英玖保嘉門の元に 犯罪予告状が届いていた……!!

備考 舞台を昭和11年(1936年)の日本に移し、英玖保嘉門(=ポアロ)以下、登場人物のほとんどを日本人にしている。また、"ABC殺人事件"に先立つ事件として、最初の3話に『厩舎街の殺人』を原作としたエピソードを置いている。

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ABC殺人事件 名探偵英玖保嘉門の推理手帖のレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

8点 gundam22vさん

未読ながらタイトルは知っていた超有名な原作の漫画化(導入は同作者の別事件)。ただ登場人物、舞台も当時の日本というアレンジがあります。そしてアレンジしながらも原作の良さを十分に引き出して漫画化出来ていたのではないかと。

話には引き込まれて、劇場型事件の展開やミスリード含めたその謎解きと真相は素晴らしさがあり、古典ながら現代でも言われるだけはあるなと。日本人化と言いながら主人公「灰色の脳細胞」ポアロはほぼ原作的な容姿やキャラなのではないかと思えましたし、その魅力は満載でホームズに並ぶ世界的な名探偵(架空キャラで)だと伝わるものがありました。

女性の顔の描き方が男性チックな感じ、正直日本にあえてアレンジした意味があったのかどうか疑問が残る(原作既読者が違和感なく読めるのかは疑問)、など気になるところはありましたが、世界的原作を漫画化したと言える出来の作品でなかなかの秀作だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-07-09 07:36:10] [修正:2016-07-09 07:36:10] [このレビューのURL]


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