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7.33点(レビュー数:3人)

作者伊藤明弘

巻数3巻 (完結)

連載誌月刊コミックドラゴン:1993年~ / 角川書店

更新時刻 2009-11-25 06:33:03

あらすじ 南北戦争後のアメリカで悪名を轟かせた実在の人物マイラ・ベル・シャーリー(1848-1889)をモデルとしたヒロイン、ベルがインディアンとの混血の青年、サム・スタアと出会い、サムの妹2人と共にスタア家の借金返済のため現金輸送列車を襲撃するウエスタンガンアクション。

備考 当初、ワニマガジン社「アクションヒップ」にて創刊号〜7号(廃刊)にて連載されていたが、同誌廃刊に伴い富士見書房「コミックドラゴン」で連載が続いた。最終的にコミック(単行本)については1〜2巻は富士見書房から出たものの、後に角川書店より1〜3巻全てが再発行された。
また、2008年6月〜7月には出版社を白泉社に移しジェッツコミックスとして刊行された。

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ベル☆スタア強盗団のレビュー

点数別:
1件~ 3件を表示/全3 件

6点 gundam22vさん

史実を題材にしたガンアクション漫画。
史実の伝説的女戦士(アメリカ西部劇時代)
主人公ベル・スタアに興味が持てるだけの作品的魅力があります。

彼女の伝説はほとんど周囲が勝手に作ったものであり、彼女自身は天然の可愛い女性として解釈して描いています。なんだかんだで拳銃の腕はそれなりにありますが。

べル含めて女性キャラが可愛いです。他キャラの取り巻きも魅力的な人物が多いし、その過去や背景事情も描いています。
ストーリーも列車強盗事件をクライマックスにして、作風的にまるで映画を見てるような感じの印象がある作品です。
ハッピーエンドのようで、悲惨なその後の史実をナレーションで
同時に入れたのは余韻があってよかったですね。

欠点としては、ガンアクション描写が丁寧ですが、一方で何がどうなってるかゴチャゴチャしています。

次に人物の数が多く、過去描写が深いですが、誰が誰でどういう事情なのかなど、これもゴチャゴチャしたり、説明不足も多かったです。

今思い出すと欠点の方を思い出して、読んでてストレス溜まりましたが、終わって見れば楽しめた全3巻の纏まった作品だったなと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-01-25 04:30:38] [修正:2011-01-25 04:30:38] [このレビューのURL]

8点 ITSUKIさん

「日本一薬莢を描く漫画家」の異名を持つ伊藤明弘の代表作。
伊藤明弘の作品群では完結していて一番良いと薦められたので購入しました。

序盤に人間関係を把握するのに少し苦労しましたが、それ以外は特に文句をつける所の無い素晴らしい西部ガンアクション漫画だと思います。
特にこの作品のメインである3巻の列車強盗の巻は圧巻です。見事な構成でした。
作者曰く「読んだ後に何も残らないけど読んでる間は楽しめる様なB級アクションを目指した」らしいです。個人的には見事に成功しているんじゃないかなと思います。

ちなみに、白泉社からの新装版を買う事をお薦めします。
ひとつは個人的な好みなのですが本のサイズ。新装版の方はいわゆる青年誌サイズとなり、カバーも豪華です。
旧版ですと表紙の絵が若干古臭いですし、やっぱり紙が茶色い状態で読むと少し絵柄的な時代を感じるかなと思ったので。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-17 00:32:14] [修正:2010-01-17 00:32:14] [このレビューのURL]

8点 鹿太郎さん

本格西部劇コミック。

ここまで西部劇の雰囲気を紙面上で再現できるのか!!
というくらい、西部劇特有の渇いた空気感を堪能できます。

ストーリー構成もアクションの魅せ方もまさに西部劇のソレ。
列車強盗のシーンなどは伊藤先生得意のガンアクションが文字通り炸裂しています。

西部劇好きならぜひ!!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-04-06 00:37:29] [修正:2006-04-06 00:37:29] [このレビューのURL]


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