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7.5点(レビュー数:2人)

作者つくみず

巻数6巻 (完結)

連載誌くらげバンチ:2014年~ / 新潮社

更新時刻 2017-07-05 15:45:27

あらすじ 終末世界でふたりぼっちになってしまったチトとユーリは、愛車のケッテンクラートに乗って延々と広がる廃墟をあてもなくさまよう。 日々の食事さえも事欠く、明日の見えない毎日。 だけどそんな「日常」も、ふたり一緒だと、どこか楽しげだったりもして……。

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少女終末旅行のレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

7点 鋼鉄くらげさん

もうすぐ「平成」が終わり、新たな元号になるのと同じように、おそらく歴史というのは、そうした一年ごとの小さな変化の積み重ねであり、また人々が生きてきた証そのものなのだろうと思うのと同時に、今この時代「平成」を生きてきた自分たちの時代が、何十年、何百年、何千年後の人類からしてみたら、果たして、一体どのような時代としてどのように記憶され、また記録されていくのだろう。

そんな、悠久の時の流れの壮大さと無常さを感じさせてくれるような、とても不思議で広大で、そして寂寥感の漂う作品です。

2017年秋季にアニメ化された作品で、人類文明崩壊後の世界を探索するという、その空気感というか世界観がとても自分好みな作品でした。絵の描写力に関しては確かに不十分な印象もありますが、それを上回る発想力というか構想力みたいなものがとても独特で魅力的な作品でした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-12-23 18:30:00] [修正:2020-03-15 18:02:07] [このレビューのURL]

8点 gundam22vさん

未来終末世界を軍装少女コンビが半装軌車で探索する話。画力がある訳ではないですが、引き込まれるものがあり、愛らしく情感豊かで息の合った掛け合いには楽しさすら感じました。世界について全ては語られませんでしたが、哀愁を感じて分かりやすく伝わってくる話作りも魅力です。
終盤はついに現実を直視する厳しい展開になりますが、最後まで二人が揺らがずに作中表現にある絶望と仲良く話を終えたのは心に響きました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2018-01-20 14:20:50] [修正:2018-01-20 14:20:50] [このレビューのURL]


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