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6.66点(レビュー数:3人)

作者藤本タツキ

巻数10巻 (連載中)

連載誌週刊少年ジャンプ:2018年~ / 集英社

更新時刻 2019-04-18 11:40:05

あらすじ 悪魔のポチタと共にデビルハンターとして借金取りにこき使われる超貧乏な少年・デンジ。ド底辺の日々は、残忍な裏切りで一変する!! 悪魔をその身に宿し、悪魔を狩る、新時代ダークヒーローアクション、開幕!

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チェンソーマンのレビュー

点数別:
1件~ 3件を表示/全3 件

6点 565さん

1章はスピード感と新しさがあり、面白かった。絵も少しクセがあり、そこが良かった。全体的に作者の癖が強いので好みが合うのであれば楽しめると思う。2章はもたつきを感じる。話の進むスピードは早いが内容がごちゃついており、少し迷いを感じた。1話ずつ読むのではなく、まとめて読む方が楽しめる作品。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2023-12-08 15:34:10] [修正:2023-12-08 15:34:10] [このレビューのURL]

7点 勾玉さん

この漫画のストーリーを構成している要素を五角形あるいは六角形のレーダーチャートで表現しようとすれば、
過激さという項目が突出したツノのようなグラフになるだろう。
他の項目が足りていないという訳ではなく、笑い、感動、友情、恋愛といった他の全ての要素は
この漫画にとって過激さを底上げするための材料でしかないと思えてくるからだ。
その上でストーリー展開の速さも際立っている。
「常にクライマックス」「全編サビ」そんなキャッチコピーが思い浮かぶ目まぐるしくてせわしない物語は、
その過激さと相まって登場人物達が水泡のように現れては消えていき、
少しでもコマを読み飛ばそうものなら、すぐにストーリーから置いてきぼりを食らってしまう。

当然、万人受けする類(たぐい)の漫画では無い、それどころか少年漫画という枠組みから大きくはみ出しているような気さえする、
だが、この過激さとスピード感は他の追随を許さず寄せ付けない、
好みに合致した読者にとっては唯一無二の漫画になり得るはずだ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-02-07 08:20:17] [修正:2022-02-07 08:28:25] [このレビューのURL]

7点 チーズカバオさん

デビルマンとかヘルシングとかドロヘドロとか進撃の巨人といった、特定の層が好みそうな作品群のエッセンスを踏襲しているような作風に思えるが、辛うじてジャンプ漫画感も備えている。

アクションシーンを描くセンスは抜群。奇抜な描写の連続する戦闘場面はかなり魅せてくれる。必殺技ドーンって感じでキメる作風ではないが、その分バトル系青年漫画のようなアプローチとなっており、非常にスタイリッシュである。

何より、デンジが変身するまでの展開が毎回秀逸で、絶妙に溜めた上でチェンソー化する場面のカタルシスには目を見張るものがある。

現状で少し足りなく感じてしまう点は、作者のセンスの高さに技術が及んでいないように思えてしまうところか。
恐らく、作者の脳内ではもっと壮絶なイメージが広がっているが、その破壊力を充分に描き切れていないような気がする。
描写する技術がイメージ力に完全に追いつくことができれば、さらに凶悪な伝説的怪作になり得ると思う。
この点は今後の伸び代として期待したい。
そんなに長く続けないかもしれないけど。


余談ではあるが、本作といい最近のジャンプは昔のジャンプと比べると準看板以下の主力作品のカラーや運用が実験的になってきていると思う。
もしかすると、過去にジャンプ編集部に諌山創が漫画を持ってきた時に、彼の作風を認めずに追い返したという件の反省が活かされているのかもしれない。
ずっと看板でいるが故に驕りが出てきてしまう作品に刺激を与える為にも、このスタンスは突き詰めてほしい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2020-10-22 15:24:22] [修正:2020-11-13 07:51:06] [このレビューのURL]


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