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6.66点(レビュー数:3人)

作者田河水泡

巻数10巻 (完結)

連載誌少年倶楽部:1931年~ / 講談社

更新時刻 2009-11-25 06:37:13

あらすじ 天涯孤独ののら犬黒吉が、ひもじい思いをせずに済むからと入った軍隊で、ドジを踏みながらもここぞというところで活躍し、出世していく姿を描く。
タイトルが「のらくろ二等卒」→「一等兵」→「上等兵」→…と(島耕作のように)本犬の出世に合わせて替わっていくのが特徴。

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のらくろのレビュー

点数別:
1件~ 3件を表示/全3 件

6点 torinokidさん

漫画史を考えるうえでは外せない作品。
面白いとか面白くないとかは語るだけ野暮。

ただ、ちゃんと読んでみると、
戦前、戦中、戦後で日本人の考え方が
どのように変化していったのかを感じることが出来る。

そういう意味では「深い」作品と言えるかもしれない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-01-26 18:12:22] [修正:2012-01-27 12:54:29] [このレビューのURL]

7点 Dr.Strangeloveさん

70年前の漫画ですが、
逆に新鮮に読むことが出来ました。

漫画の原点がここにあります。
かの手塚治虫が少年時代
夢中になって読みふけったのもうなずける面白さ。

凝った構図やコマ割りなどの小手先の技術が
なくても面白い話はいくらでも作れる。
その見本ですね。

変に捻った構図にしたり、難解なストーリーにして
芸術だろう、哲学的だろうとのたまう
現代の漫画家たちにも見習ってほしい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-23 20:49:57] [修正:2007-01-23 20:49:57] [このレビューのURL]

7点 こむさん

現代漫画に慣れた目から見ると、絵もコマ割りも演出もテンポがゆっくりしているし、笑いの質もギャグではなく落語の愉快。
意外な展開でビックリさせられるわけでもない。

でもそこが押しつけがましさのないファンタジー空間ぽく、またのらくろと周囲の犬たちの少年達のギャングごっこの様な、どこかノスタルジックな奮闘シーンに癒される。

今読むならバトル物や戦争物より、「アタゴオル物語」あたりが好きな人向けかも。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-12-23 19:06:13] [修正:2006-12-23 19:06:13] [このレビューのURL]


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