のらくろのレビュー
6点 torinokidさん
漫画史を考えるうえでは外せない作品。
面白いとか面白くないとかは語るだけ野暮。
ただ、ちゃんと読んでみると、
戦前、戦中、戦後で日本人の考え方が
どのように変化していったのかを感じることが出来る。
そういう意味では「深い」作品と言えるかもしれない。
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[投稿:2012-01-26 18:12:22] [修正:2012-01-27 12:54:29] [このレビューのURL]
7点 Dr.Strangeloveさん
70年前の漫画ですが、
逆に新鮮に読むことが出来ました。
漫画の原点がここにあります。
かの手塚治虫が少年時代
夢中になって読みふけったのもうなずける面白さ。
凝った構図やコマ割りなどの小手先の技術が
なくても面白い話はいくらでも作れる。
その見本ですね。
変に捻った構図にしたり、難解なストーリーにして
芸術だろう、哲学的だろうとのたまう
現代の漫画家たちにも見習ってほしい。
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[投稿:2007-01-23 20:49:57] [修正:2007-01-23 20:49:57] [このレビューのURL]
7点 こむさん
現代漫画に慣れた目から見ると、絵もコマ割りも演出もテンポがゆっくりしているし、笑いの質もギャグではなく落語の愉快。
意外な展開でビックリさせられるわけでもない。
でもそこが押しつけがましさのないファンタジー空間ぽく、またのらくろと周囲の犬たちの少年達のギャングごっこの様な、どこかノスタルジックな奮闘シーンに癒される。
今読むならバトル物や戦争物より、「アタゴオル物語」あたりが好きな人向けかも。
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[投稿:2006-12-23 19:06:13] [修正:2006-12-23 19:06:13] [このレビューのURL]