ホーム > 青年漫画 > 月刊サンデーGENE-X > 新吼えろペン

6.8点(レビュー数:5人)

作者島本和彦

巻数11巻 (完結)

連載誌月刊サンデーGENE-X:2004年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:39:14

あらすじ 決して妥協を許さない、あの大熱血マンガ家・炎尾燃が帰ってきた。リアルとフィクションの狭間に生まれた、衝撃のマンガ家半実録一代記!!

シェア
Check

新吼えろペンのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全5 件

6点 朔太さん

漫画家の苦悩を中心に据えた前回シリーズよりは、楽しめた。
漫画家の苦悩は読者としては理解できても、共鳴もしないし自虐的であまり笑えない。
今シリーズでは、本来の「風呂敷を広げた架空の世界」が交えられて、漫画的な
お笑いテイストに仕上がった。

漫画家炎尾燃には島本和彦が投影されているのだろうが、今シリーズで十分書き尽くされたと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-06-13 11:09:35] [修正:2015-06-13 11:09:35] [このレビューのURL]

8点 gundam22vさん

[ネタバレあり]

前作からと内容面は一緒。面白さの質は出来不出来が多少振り幅
が増した感じ。でも面白い話は業界の核心にシリーズ頂点で突っ込んで行く部分があり前作以上でした。前作からシリーズ通して藤田先生絡みの話はあんまり面白くなかったと思います。後述の傑作選でもほとんど除かれていてその通りだなと(からくりサーカスを知っていてもでしたから、知らない人にとっては余計にでしょうね)。

前作シリーズから見ている人にとって、前作最終話で死亡したかのようで、後味悪そうなヒーローというキャラのその後がちゃんと描かれているのは救いでした。ただ、今作最終回でそれまで否定して来たパクり行為を肯定することを編集から言い含められて、格好悪い炎尾燃で終わるのがなんか違うなあと思っていたら(話自体はそこそこ面白いが)、連載を止められた事情を含めて後に出版された傑作選で真最終回があり、そっちの方が相応しい出来かつ格好良い炎尾ですっきり終わるので納得でした。差し替えの事情も漫画で描かれていて、漫画界の業界の厳しさが本当に理解出来ます。値が張りますが傑作選まで含めての評価で長期渡って、それなりに安定して面白く、まずまず綺麗に終わった良シリーズだったと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-03-20 09:28:22] [修正:2014-03-20 09:33:24] [このレビューのURL]

7点 ドルバッキーさん

相変わらず面白かったです。


ちなみにこの続編には幻の最終回が存在します。


幻の最終回を読んでみたいのですが、まだ手に入りません。

早く読んでみたいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-04-05 15:16:05] [修正:2012-04-05 15:16:05] [このレビューのURL]

7点 DEIMOSさん

「燃えペン」⇒「吼えペン」⇒「新吼えペン」へと至る作風の変容を進化ととるか、退化ととるかを考えるのは不毛だ。

初期の作風は、あくまでメタ漫画であった。その面白さは、漫画家の生き様を自虐的にパロディにする新鮮さだった。

一方、新吼えペンに突入すると、容易に推察されたネタ切れに伴い(これは作者のあとがき漫画でしばしば訴えられている)、「if」の儲け話と新キャラ乱発が話作りの主軸に変化。
実は、これは「こち亀」のネーム構成と同じである。

ただ、本作品がこち亀のように長期化できなかったのは、「漫画家縛り」という条件から抜け出せなかったからか。(こち亀はもはや警官漫画ではない。)
それとも、漫画というものを哲学することに本人が耐えられなくなったのか。(漫画は売れたものが勝ち、ということに島本本人が劣等感由来の葛藤を持っていたことは容易に読み取れる。)

島本の真の力が発揮できるのは、私メタ漫画のような気もするので、売れるかどうかなど気にせず、「アオイホノオ」で「地道に」熱い魂を訴え続けて欲しい。

我々島本信者は、それを追いかけるだけだ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-09-14 00:13:28] [修正:2009-09-14 00:13:28] [このレビューのURL]

6点 鹿太郎さん

GX誌上でのドッキリのような終了。
そしてすぐさまのリスタートには驚かされました。

やっていることや作品のテイストは無印の頃と変わらないんですが、お話がフィクションに寄り過ぎているような・・・。
以前は多少尾ひれがついていたとしてもモトになった出来事が見えてきたのですが、「新」になってからはそのあたりがいま一つかな。
特に最近のエピソードではリアリティが伝わってこない。

もちろん、抜群のハッタリ・異様なテンションなど島本節は健在で、十分すぎるほど楽しんではいるのですけどね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-04-20 15:29:26] [修正:2007-04-20 15:29:26] [このレビューのURL]

PR


新吼えろペンと同じ作者の漫画

島本和彦の情報をもっと見る

同年代の漫画

月刊サンデーGENE-Xの情報をもっと見る