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8.2点(レビュー数:5人)

作者竹宮惠子

巻数3巻 (完結)

連載誌マンガ少年:1977年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:39:16

あらすじ 人間と同じ外形ながらも、超能力保持者ということで人間から敵対視されている“ミュウ”。果たして、ジョミーたちミュウは、彼らの心に刻まれた故郷「地球(テラ)」へたどり着くことができるのか?

備考 1978年度星雲賞コミック部門受賞。
第25回小学館漫画賞受賞。
2007年4月に新装版が発売。アニメ化もされた。

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地球へ…のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全5 件

8点 朔太さん

なんと、50年前の1977年連載開始とは驚く。
ミュウというコンセプトの新人類を登場させたのは、
石森章太郎か手塚治虫あたりなんだろうが、その素材を
使って人類の地球への希求、新しい人種差別のヘイト、
機械文明への警鐘などのメッセージをふんだんに盛り込んでいる。
アニメを含めたSF漫画、小説、映画への進化への貢献は、
筆舌に尽くしがたい。

竹宮惠子さん、ありがとうございました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2022-11-28 16:53:34] [修正:2022-11-28 16:53:34] [このレビューのURL]

9点 DDDさん

少女漫画という域を超えた超名作だと思います。
メッセージ性の強いSFなんですが、登場キャラクター1人1人のキャラが立っていて、ぐいぐい引き込まれます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-06-11 14:59:10] [修正:2011-06-11 14:59:10] [このレビューのURL]

8点 torinokidさん

このマンガは素晴らしい。
SF作品の頂点の一つとして、もっと評価されても良いような気がする。

特にラストは泣かせます。何度読んでもグッときますわ。
善悪とかを単純には済まさんのだな、竹宮作品は。

実はアニメも良い作品です。声優陣なんか奇跡的。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-22 22:47:38] [修正:2011-02-07 22:18:19] [このレビューのURL]

9点 ジブリ好き!さん

宇宙規模だけあって、世界観は壮大だけど、テーマは「差別」という比較的身近なもの。

本編はミュウサイドで話が始まるが、途中人間サイドに切り替わり、以降ミュウサイドと人間サイドの両視点で話が進む。
この両視点がキースとジョミーの各々の正義を貫かんとする態度や葛藤を効果的に見せていて、非常に善悪について考えさせられる作品です。
人間側の残酷な攻撃、争いを好まないながらも一度攻めに転じれば強すぎるミュウ達、どちらも、善にも悪にも見えます。
この善悪という概念はこの作品のもう一つのテーマだと思います。差別は人間からミュウに対して一方的に行われている。多数派の人間が少数のミュウを差別する。差別とは一方向的なので、一歩間違えれば人間側が善、ミュウ側が悪、といった構図さえできそう。勧善懲悪を是とし、敵=悪であることが美徳とされゆく風潮を最初に壊した漫画を描いたのが手塚治虫先生(アトムなど)で、続いて石ノ森先生、そして女性作家として竹宮先生がその後を継いでくれた漫画家だと思っています。

3巻と、すぐに読めそうなのに、テンポはバタバタと進む感じではないです。
しかしラストは怒涛の展開で、流れるように話が進み、善悪を超えた激動のフィナーレを迎えます。
ミュウ側、人間側、どちらにも感情移入できますが、最後の後日談では、人間とミュウが歩み寄ってる印象を受けます。

少女漫画な画、SFというジャンル。苦手な人も多そうですが、読みやすく繊細な画とSFに偏り過ぎないように配慮された人間ドラマは魅力ですよ。
短い中に多くのメッセージが詰まっている名作。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-01-02 03:39:51] [修正:2010-09-14 00:59:18] [このレビューのURL]

SFが好きなら読んでおくべき作品。
約三十年前の作品だが古臭さはなく、むしろ絵の美しさが際立っている。
絵こそ少女漫画的ではあるが、題材が題材だけに男性も違和感なく読めるのでは。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-04 11:51:20] [修正:2008-03-04 11:51:20] [このレビューのURL]

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