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6.66点(レビュー数:3人)

作者安永航一郎

巻数6巻 (完結)

連載誌週刊少年サンデー:1985年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:39:19

あらすじ 陸軍中野予備校とは陸軍中野学校の質を向上させるべく主人公・酢堂大雑の祖父である酢堂少将が設立した機関である。そのため中野予備校では諜報活動に必要な様々な訓練が繰り広げられている。また、この予備校の人間は日本が太平洋戦争で敗戦し、大日本帝国陸軍が無くなった事は知っているが陸軍中野学校が無くなったことは知らなかった。それでも陸軍中野予備校の出身者たちは帝国陸軍人として日本を守るため、海の彼方にある秘密国家南蛮帝国と日々戦い続けている。

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陸軍中野予備校のレビュー

点数別:
1件~ 3件を表示/全3 件

5点 まれらさん

無駄なテンションの高さと深いのか浅いのかわからないギャグで、何とも濃い世界を形成している。笑えるか笑えないかで言えば、確かに笑える。
しかしながら、中野予備校や南蛮帝国という設定が大仰かつシビアすぎて、直接の笑いに繋がっていないように感じる部分もある。電柱組(県立地球防衛軍)のような底抜けのバカさではなく、少し癖のあるブラックな設定であり、極めて日常的なレベルで展開する笑いとのバランスが悪いように思える。(コアなファンにとっては、そこが魅力なのだとは思うが。)
このあたりの違和感は近作に至るほど顕著に感じるようになっており、防衛軍<中野予備校<アンチョビー<火星人といったところか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-12-17 01:29:51] [修正:2007-12-17 01:29:51] [このレビューのURL]

安永航一郎はギャグ漫画家だ。
しかし、だからと言ってギャグで笑うのではない。
下ネタもあるが基本的には誰にでも分かりやすい質の、古めの笑いだ。
だからギャグでは笑わない。

じゃあ何が魅力かというと、その無駄なテンションの高さでしょう。
テンションが高い必要は全くない、ない。しかし
「はははははははははははは」と力強く笑うキャラたち。
その意味のないテンションの高さに、読み手は脱力する。
それは、この「は」が片仮名じゃなく平仮名であるというセンスにも表れているんじゃないだろうか。

どの安永作品を語るにしても、だいだい同じことしか言えない。
あとは下ネタの強弱ぐらいか。

あ、あと安永航一郎の女の子は可愛い。オヅマさん好きです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-07-26 16:52:17] [修正:2007-07-26 16:52:17] [このレビューのURL]

7点 鹿太郎さん

かつての通称「漫研のサンデー」の一翼を担っていた作品。

ギャグマンガなのでストーリー物よりも時代を感じてしまうかもしれないし、笑いの方向性が変態的かつマニアック、下ネタてんこ盛りなのではまらない人はクスリともしないかもしれない。
しかしその分、ツボの人からしたらカルト的にはまってしまうポテンシャルも秘めていると思います。

出てくるキャラクターは敵も味方も変態ばかり。
ボケもツッコミも変態なのでゲラゲラ笑いながらドッチもドッチだろとセルフでツっこんでしまいます。
何も考えずにただ笑いたいときにはこの手のバカ作品が一番。

個人的にはこの時代のサンデー作品にハズレなしというくらいに好きな作品が多いので、今のサンデーの状況は少し寂しく思ってしまいます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-05-17 23:09:56] [修正:2007-05-17 23:09:56] [このレビューのURL]


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