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6.25点(レビュー数:4人)

作者村上かつら

巻数5巻 (完結)

連載誌ビッグコミックスピリッツ:2002年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:27:08

あらすじ 上田直哉はガキの頃から「サユリ」という妄想の女の子をおかずにしてきた。
大学にて妄想上の人物と瓜二つの顔を持つ大橋ユキが直哉のサークルに入ってきた。
浮かれる直哉だったが…

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サユリ1号のレビュー

点数別:
1件~ 4件を表示/全4 件

7点 佐々木裕健さん

こじんまりとまとまった、フツーの大学生の生態が見事に表現されている。小市民のモラルをあざ笑う美女によって、居心地のよいサークルが崩壊していく様が、ものすごくリアルであり、個人的には何かすがすがしいものすら感じてしまった。(大学生活を順調に、楽しく過ごせなかった人間のルサンチマンさえも感じてしまった)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-06-18 00:48:16] [修正:2007-06-18 00:48:16] [このレビューのURL]

6点 rongaiさん

[ネタバレあり]

大学サークル内での出来事だから
小さな世界のお話ではあるのだが、
学生にとったら大事な世界なのだ。

その世界をたった一人の人間が入ったことで
どんどんぶち壊されていく。
修正が効かないほどに。

その壊れていく様の描写が意外と秀逸だった。




ただラスト…小悪魔をほったらかしにするのはどうだろう。
行方がちと気になった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-06-14 16:30:50] [修正:2007-06-14 16:30:50] [このレビューのURL]

4点 ヨノナカさん

[ネタバレあり]

恋愛小説の二番煎じ、というのが率直な感想。村上かつらの作風といっちゃそれまでだけど。

村上かつらさんは、キャラを通じて自分の言いたい事、それも思想的なことじゃなくて聞こえがいい(格好が付く)ことを言わせるからどうしても物語に影響がでます。

例えば、「劣等感が強い人は優越感も強い」なんて台詞をユキが言いますけど、この台詞は物語を進める上ではっきりいっていらない台詞です。こんな台詞をそこかしこに入れていくから演出・構成がおろそかになって、最後には「作者のエッセイをふんだんに盛り込んだ恋愛小説の2番煎じマンガ」ができあがってしまう。

逆に言えばそんなカッコイイ台詞回しが聞きたいという人にはうってつけ。ただ、それだったら恋愛小説(山田詠美とかね)読んだほうがいいかと・・・^^;

ナイスレビュー: 2

[投稿:2006-01-07 15:36:01] [修正:2006-01-07 15:36:01] [このレビューのURL]

8点 ごまあぶらさん

高校生だった当時、衝撃作でした。
サークル荒らしのユキがすさまじい人格で、実際にこういう人いそうだなーと恐怖でした。
中だるみしなかったら良かったのにな。
でも、すごく好きな作の一つです

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-04-30 05:27:18] [修正:2005-04-30 05:27:18] [このレビューのURL]


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