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8.6点(レビュー数:5人)

作者手塚治虫

巻数1巻 (未完終了)

連載誌月刊コミックトム:1987年~ / 潮出版社

更新時刻 2009-11-25 06:39:54

あらすじ ドイツの作曲家・ルードゥイヒ・ヴァン・ベートーヴェンの半生を描いた伝記マンガ。

備考 作者死去のため未完。

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ルードウィヒ・Bのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全5 件

8点 gundam22vさん

未完ということで知ってはいましたが、読むのを避けていたことを後悔するほど面白い漫画でした。大音楽家「ベートーヴェン」を主人公に扱う伝記漫画。漫画界の巨匠最後の作品だけあって、オリキャラ(フランツ)を相当に絡めて史実じゃない部分(難聴の原因がフランツの行為等。フランツを作中ナレーションでもこのような記録があると史実人のごとく書いているのは誤解を与える箇所なので個人的にはマイナス印象)もありながらも、史実エピソードも交えベートーヴェンを分かりやすく本質を伝えようとしている部分が素晴らしかったです。だからこそ未完ではありますが、趣旨としてはそれなりに充たしている作品ではあるかと。おそらく最後は途中で第九を匂わす箇所が伏線として出て来ていたので、それをもってフランツとは和解するところを帰着点としているような感じでした(ついでにフランツを破滅させるような匂いも感じましたが)。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-04-02 02:22:40] [修正:2015-04-02 02:22:40] [このレビューのURL]

10点 ルカさん

「手塚治虫の作品でどの作品が好き?」
と聞かれたら答えるものはたくさんある。
でも手塚治虫の作品でどの作品が一番好きかと
聞かれたらこの「ルードウィヒ・B」と答える。

手塚治虫の名作は多々ある。
ブッダ、アトム、ブラックジャック、火の鳥、アドルフに告ぐ…

だけど、やはりルードウィヒ・Bが1番だと思う。
未完だけど。
手塚治虫がこの「ルードウィヒ・B」をもし完璧に描き切っていたならば
アトムやブラックジャックのように世界の流れを少し変えていたかもしれない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-01-23 06:33:06] [修正:2012-01-23 06:33:06] [このレビューのURL]

7点 bugbugさん

作品を読んだ後に、
思わずベートーベンとモーツァルトをwikiってしまわせるパワーがある
未完の作品だからこそなのか、ものすごく続きが読みたい

この作者は本当にストーリーを作るのが本当に上手い
(わざわざ私が主張しなくても皆さんご存じだとは思いますが、あえて言いたい)
表題でもあるキャラクターベートーベンと
架空?のキャラクターであるフランツとの対比というアイディア自体天才の所業

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-05-03 18:38:07] [修正:2010-05-03 18:38:07] [このレビューのURL]

9点 hooplaさん

ベートーベンの生い立ちを描いた作品。
耳が遠くなったエピソードや、モーツァルトとの
絡みなども参考になった。
すごく面白い作品だと思うが、未完で終わったのが
残念でならない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-07-28 00:03:49] [修正:2008-07-28 00:03:49] [このレビューのURL]

9点 Dr.Strangeloveさん

手塚治虫の白鳥の歌。
優雅な絵、計算しつくされたテンポ、非の打ち所がない。
また、作中でベートーヴェンがバッハを弾く箇所があるが
その表現が素晴らしい。
「音楽を漫画で表現する」という難題に挑戦し
見事に成功している。
手塚が天才である事を確信すると同時に
完成していれば間違いなく
漫画史上に燦然と輝く名作になったであろうことを考えると
本当に惜しまれる。

手塚を長年漫画界の巨匠とせしめたその総てがここにある。
9.5点。完成させていれば10点だった。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-06-13 17:59:35] [修正:2007-06-13 17:59:35] [このレビューのURL]

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