ホーム > 青年漫画 > 週刊ヤングジャンプ > 極道つぶし

6点(レビュー数:2人)

作者佐々木拓丸

巻数5巻 (完結)

連載誌週刊ヤングジャンプ:2004年~ / 集英社

更新時刻 2009-11-25 06:39:58

あらすじ 幼い頃、極道の抗争に巻き込まれ、母を失ったマブシこと間淵 静。
8年の時を経て、同じ傷を負う遊佐槇雄と共に、カタキである荒木に復讐を果たすが、
行きがかり上、荒木の息子・ヒロトをかくまうことに…。
極道をつぶすために生きる二人と残された少年とのドラマの幕が今、開く!!

シェア
Check

極道つぶしのレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

6点 もやしマンさん

絵も上手くキャラクターの心理描写もしっかりしているため、安定した面白さがある。しかし、名作になるためには何かが足りないと感じた。

GOOD
万人受けする絵

キャラクターの目的を明確にしている

心理描写を描いている

高度な心理戦

BAD
引き延ばしと思われる無駄な回想シーンがある。

主人公格のキャラクターの能力がずば抜けていて緊張感が削がれている。

重要キャラクターを早期に死なせたこと

 キャラクターを断たせるために回想シーンを盛り込んで作品の方向性を明確にした点は評価できる。青年漫画は絵(エロ要素)や知識で話を強引に引っ張っていく傾向があるが、この漫画はそれだけにとどまらずしっかりと「漫画」を描いている。しかしBADの項目で書いたが、重要キャラクターを早くに死なせてしまったために終盤以降は話の方向性が明確ではなくなっていった。

以下ネタばれ↓
 物語のストーリーは題名の通り極道を潰していくことなのだが、その目的は主人公等が復讐を果たすためであり、シンプルな方向性は軸をしっかりとさせる。主人公たちの作戦は成功し、親の敵である沢木を殺害知ることに成功するが、後に沢木はただ利用されていただけに気づき、以降は真犯人の特定、そして殺害にいたるまでのプロセスが描かれていく。

 極道の世界であるため、様々な駆け引きや策謀が渦巻いていることは理解できるが、犯人を明確にしなかった点(少なくても私にはそう思えた)は話の軸をぶれさせるには充分であった。漫画が面白いのはキャラクターが目的意識をもって行動しその結果に喜怒哀楽するからであり、読者は目的が明確ではない行動を見せられることを期待してはいない。途中主人公が沢木殺害が復讐の終わりにならないことにショックを受け、気力が抜けるシーンがあるがこれは実はキャラクターの心理描写ではなく、作者の心を表現したものだったのではないだろうか?

 5巻と話は短いが正直なところ編集部に無理やり引き延ばされた感が否めない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-10-09 23:44:18] [修正:2011-10-09 23:44:18] [このレビューのURL]

6点 rongaiさん

極道に恨みを持つ男女二人の復讐劇なんだけど、
これがまた意外と話しが入り組んでいて、
なかなかちゃんと読ませます。
画力は元がいいので、もう少し勉強すればもっと巧くなりそう。

グダグダになる前に完結したので読みやすいかと。

1巻表紙がブラックラグーンとドンかぶりなのがウケた。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-06-18 14:09:52] [修正:2007-06-18 14:09:52] [このレビューのURL]


極道つぶしと同じ作者の漫画

佐々木拓丸の情報をもっと見る

同年代の漫画

週刊ヤングジャンプの情報をもっと見る