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7点(レビュー数:2人)

作者水島新司

巻数12巻 (完結)

連載誌コミックバーガー:1987年~ / スコラ社

更新時刻 2012-07-23 01:13:40

あらすじ セントラルリーグに属する架空のプロ野球チーム「大阪ガメッツ」(のちに大阪ドリームス)にドラフト外から入団した、三原心平の物語。

青年誌連載であることを意識したのか、当初は不正投球でセーブ記録を稼いだり、読者にもなかなか本心を見せない、水島作品には珍しいアンチヒーロー型の主人公となっていた。
やがてガメッツを買収して自らオーナー兼現役選手となるなど、やはり水島作品らしい野球狂ぶりを発揮することになる。
打率4割を狙えるトップバッター、外野手から投手としてマウンドへ登るなど、のちのイチローの登場を予言していた面もある。
(wikipedia)

備考 かつての代表作『野球狂の詩』の東京メッツの面々が(なぜか水原勇気はのぞいて)ライバルとして登場。中〜終盤にかけてはむしろ岩田鉄五郎が主人公ともいえるつくりになっている。

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ストッパーのレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

5点 朔太さん

[ネタバレあり]

主人公の心平は、高校時代に特に実績もないのに、妙にプロ野球選手、投手として自信があって、自身の売り込みでドラフト外で入団します。
本当の実力を隠しているようなんですが、オープン戦も力を発揮できず、開幕戦から出場ってあり得ません。
しかも、抑え投手として出場したとたん、超遅球だとか左右投げとか、だまかしながら14連続セーブという活躍です。
その後はやはり活躍できないのですが、自分の計画の一部であることを匂わせます。
2年目は外野手として活躍するのですが、このままの起用法なら野球をやめると言いながら、その後も首位打者を取るなど投手以上に活躍するのに、ストッパーとしてはルール違反のイカさま投法でゴマかしながら活躍します。
球団職員の手を借りて、飛ばないボールを自分だけ投げるあたりは、少年漫画としては不適切です。今の時代ではあり得ないでしょう。
ここまでは、実は前半までの感想です。

以下は、2/3くらいを過ぎた後、本当の自分の計画という内容が明らかになります。
理想の球団を経営するという夢でした。
ここからプロ野球のとらえ方が変わって、選手集めの話が大半を占めてくるようになります。
ドラフト話や女性選手、ラグビー選手のスカウト、山奥で暮らす世捨て人などです。
球団オーナーが外野手兼投手なのですから,ハチャメチャやりたい放題になりました。
水島先生のこんな球団があったらいいなという思いがベースになったような気がします。

水島作品、特にドカベン、あぶさんは好きな作品ですが、この作品は雑な構成で好きになれませんでした。
水島作品の中でも、面白度ではランクの低い作品だと思いました。
主人公とタイトルの設定に一貫性がないので、共感できないことが原因だと思います。

ということで、至る所にタイトルの違和感を感じるシナリオと共感できない主人公の設定がとても苦い作品でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2020-06-01 17:58:54] [修正:2020-06-01 17:58:54] [このレビューのURL]

9点 オカシューさん

しばらくご無沙汰していてからまた読みだした水島野球漫画。
期待せずに手に取ってまだこんなに面白いものが描けるのかとビックリした作品です。

なんせ先生これ描いたの50歳くらいなのに全盛期(高校ドカベンの頃)とレベルが落ちてないんです。
この年齢でも創作能力と執筆能力が衰えてないのがまぁ驚きです。

最強の野球漫画狂に乾杯!!!

所持巻数 全巻

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-07-21 19:17:39] [修正:2009-07-21 19:26:21] [このレビューのURL]


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