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6点(レビュー数:1人)

作者山田南平

巻数1巻 (完結)

連載誌短編集:2006年~ / 白泉社

更新時刻 2009-11-25 06:40:12

あらすじ アッサムと奈子は結婚し、5歳になる娘・杏梨と幸福な日々をすごしている。だが、奈子はアッサムとの過去の記憶全てを失ってしまっている。杏梨はそんな母に対し、押さえようのない苛立ちと心の痛みを抱えていた。それは、杏梨の小さな頭の中に、膨大な記憶が詰まっているから…!?表題作他、紅茶王子とご主人様の心温まる物語と、ヴァイオリンが紡ぐ夢の物語(読切)を併録。

備考 短編集のため連載開始年には発行年を記載。

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紅茶王子の姫君のレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

6点 橙木犀さん

[ネタバレあり]

前作「紅茶王子」の主人公:アッサムと奈子。彼らのその後話が2作品収録(「夢の中の紅茶王子」「紅茶王子の姫君」)。
*現在連載中の「空色海岸」へとお話がつながっていってます。

「紅茶王子の姫君」について
小さな杏梨が癇癪を起こしながら泣きじゃくり、どうしたらいいのか途方に暮れる様子が、可愛らしい(笑)
アッサムと奈子が夫婦として強い絆で結ばれているのも、読んでいて素敵だなって思いました。

私が一番好きなのが「セロ弾きの紅茶王子」。
「セロ弾きのゴーシュ」ってこんな風に読み解くことが出来るんだ!って、初めて読んだとき、衝撃食らいました(笑)
ぶつけようのない怒り、どうしようもない自分の無力さに対する嘆き。生きていく上で、それらから逃れられない時があるかもしれない。
心を安らがせてくれる何かを、日常の中で探しておきたいなと読みながら考えさせてくれる作品です。



ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-13 10:02:29] [修正:2007-07-13 10:02:29] [このレビューのURL]


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