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5点(レビュー数:2人)

作者つのだじろう

巻数9巻 (完結)

連載誌週刊少年チャンピオン:1973年~ / 秋田書店

更新時刻 2011-07-27 23:39:51

あらすじ 石堂中学校に通う少年、鬼形礼(きがた・れい)。彼は幽霊などの超常現象を全く信じていなかった。そんなある晩、午前零時に彼のもとに突然「恐怖新聞」と書かれた新聞が届けられる。その新聞には、霊魂の存在を実証する記事、または未来の出来事などが書かれていた。翌日、その記事は現実となってしまう。そして、級友から「恐怖新聞」にまつわる恐ろしい噂を耳にしてしまう。それは、「恐怖新聞」は一日読むごとに百日ずつ寿命が縮まるというもの。その日から鬼形礼の恐怖の日々が始まった。

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恐怖新聞のレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

6点 そのばしのぎさん

今になって考えると昭和の日本人の死生観がよく現れた漫画だと思います。
映画「リング」が海外で評価されて、ジャパニーズホラーというジャンルが確立されました。
幽霊・妖精大国のイギリスを除き、特にキリスト教の影響の強い国では心霊の存在は教義に背く物として否定されています。
そういった国々では心霊現象は全て悪魔の所業という事になります。
今の漫画で言えば「青の祓魔師」のような世界観の方が海外では馴染みやすいのかもしれません。

しかしながら、無信仰な日本人の一人として、幽霊を信じるか?という問いにはまだ夏の怪談や話のネタにもなりますが、キリスト教の悪魔の存在を信じるかと問われれば、サンタクロース以上に架空の存在としか思えないのです。
逆の立場で考えれば、限られた国でしか見られない怪異とは何とも胡散臭い話でありますが。

日本でこういった風土を生み出した背景には源氏物語、雨月物語や東海道四谷怪談という日本古来の文芸の影響もあるのでしょう。
その分、アメリカなどでは歴史が浅い為、グレイやらチュパカブラといったようにロマンはいつも宇宙や科学に向けられています。

漫画の内容ですが、明日の出来事を教えてくれる新聞、なかなか今でも斬新なアイデアではないでしょうか。
「キガタガキタ!」は読んでませんが、続編として出された「恐怖新聞II」「恐怖新聞 平成版」はちょっといただけない感じでした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-09-04 22:53:44] [修正:2011-09-04 22:53:44] [このレビューのURL]

4点 s-fateさん

ネタとして抑えておくタイプのマンガだと思います。とにかくタイトルと設定と主人公の驚愕している時の顔が抑えておくポイントだと思います。
内容は今となっては結構ソフトで、ある程度の歳の人であれば、「ああ、子供の頃の一時期こういう話夢中で読んだっけ。なつかしいな」というような話です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-03-26 14:05:18] [修正:2011-03-26 14:16:31] [このレビューのURL]


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