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8.25点(レビュー数:4人)

作者あだち充

巻数1巻 (完結)

連載誌ビッグコミックオリジナル:1998年~ / 小学館

更新時刻 2009-12-05 00:12:39

あらすじ 東京のとある製薬会社に就職し、外回りの仕事をしていた山下は、ある日公園で泥棒にカバンを取られそうになったところを大手証券会社に勤める男・佐々木に助けられた。傷だらけになりながらも山下のカバンを取り戻してくれた親切な佐々木を、取引先である小さな薬局を経営する親子に紹介したところ・・・(第1話)。

備考 ビッグコミックオリジナルにほぼ1年に1作のペース(1998-2005)で掲載された短編7作を収録したもの。

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冒険少年のレビュー

点数別:
1件~ 4件を表示/全4 件

7点 ITSUKIさん

掲載誌に合わせるように主人公が皆大人となってます。

短篇の内容同士につながりはありません。
しかし構成としては大人である主人公達がかつて「少年」だった頃の自分を思い出したり、過去に因縁のある人物と再会したり、ノスタルジック溢れるものととなっているいう点で共通しています。

作者の持ち味であるセリフのテンポ・間の絶妙さは、短編だと読後感をとても良くしてくれるなぁと感じました。
(そういえば『ショート・プログラム』読めてないなぁ…)

にしても98年から05年までの作品を収録しているのに絵柄の変化の無さといったら凄い。(『H2』途中?『クロスゲーム』途中あたり)
連載ものだと言われても気づきません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-04-16 23:42:33] [修正:2011-04-16 23:42:33] [このレビューのURL]

7点 ジブリ好き!さん

読後感は「ほっこり」(?)

郷愁感漂う大人向け短編集。
あだち作品はそれほど読んでいないけれど、自分の中のあだち充100%
3話目のプロレス話以降、1話ごとにほっこりし続けました。

冒険に焦がれながらも冒険を諦めた少年時代を持つ大人たち。そんな彼らが再び冒険心を取り戻し、一歩踏み出していく物語。そのきっかけは、ちょっぴりファンタジーだったり、冒険心を失わなかったかつての仲間たちとの再開であったり。

心地良いハッピーエンドに、あー、ほっこり

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-03-09 00:56:45] [修正:2011-03-09 01:51:35] [このレビューのURL]

9点 とろっちさん

少年漫画(たまに少女漫画)の大御所が描く、大人向けの短編集。

人生の渋みを感じさせるようなほろ苦い味わい。
輝かしい時代を通り過ぎたあとの、郷愁、寂寥、悔恨。
そんな中で光る、ほんのちょっぴりのファンタジー、そしてほんのちょっぴりの幸せ。
どこか切なく、どこか懐かしい。
みんな昔は子供だったことを思い出させてくれる、ノスタルジックな作品集です。

収録の全7編すべてが珠玉の出来映えです。
刺激を求める方にはぬるく感じるかもしれませんが、個人的には外れなし。
読後感が素晴らしく、読み終わった後すぐに2周目に突入してしまいました。
久しぶりに良いものを読んだ気分。面白かったです。
お薦めです。ただしあだち充ファンの大人限定で。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-21 21:04:05] [修正:2010-07-21 21:05:09] [このレビューのURL]

10点 げげさん

他のあだち作品と違って恋愛メインじゃないので、
そういうのが嫌いな人でも楽しめると思います

「スケッチブック」はあだち先生の短編の中で
ベストの部類に入るのではないかと思います

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-07 17:46:09] [修正:2009-12-07 17:46:09] [このレビューのURL]


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