冒険少年のレビュー
7点 ITSUKIさん
掲載誌に合わせるように主人公が皆大人となってます。
短篇の内容同士につながりはありません。
しかし構成としては大人である主人公達がかつて「少年」だった頃の自分を思い出したり、過去に因縁のある人物と再会したり、ノスタルジック溢れるものととなっているいう点で共通しています。
作者の持ち味であるセリフのテンポ・間の絶妙さは、短編だと読後感をとても良くしてくれるなぁと感じました。
(そういえば『ショート・プログラム』読めてないなぁ…)
にしても98年から05年までの作品を収録しているのに絵柄の変化の無さといったら凄い。(『H2』途中?『クロスゲーム』途中あたり)
連載ものだと言われても気づきません。
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[投稿:2011-04-16 23:42:33] [修正:2011-04-16 23:42:33] [このレビューのURL]
7点 ジブリ好き!さん
読後感は「ほっこり」(?)
郷愁感漂う大人向け短編集。
あだち作品はそれほど読んでいないけれど、自分の中のあだち充100%
3話目のプロレス話以降、1話ごとにほっこりし続けました。
冒険に焦がれながらも冒険を諦めた少年時代を持つ大人たち。そんな彼らが再び冒険心を取り戻し、一歩踏み出していく物語。そのきっかけは、ちょっぴりファンタジーだったり、冒険心を失わなかったかつての仲間たちとの再開であったり。
心地良いハッピーエンドに、あー、ほっこり
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[投稿:2011-03-09 00:56:45] [修正:2011-03-09 01:51:35] [このレビューのURL]
9点 とろっちさん
少年漫画(たまに少女漫画)の大御所が描く、大人向けの短編集。
人生の渋みを感じさせるようなほろ苦い味わい。
輝かしい時代を通り過ぎたあとの、郷愁、寂寥、悔恨。
そんな中で光る、ほんのちょっぴりのファンタジー、そしてほんのちょっぴりの幸せ。
どこか切なく、どこか懐かしい。
みんな昔は子供だったことを思い出させてくれる、ノスタルジックな作品集です。
収録の全7編すべてが珠玉の出来映えです。
刺激を求める方にはぬるく感じるかもしれませんが、個人的には外れなし。
読後感が素晴らしく、読み終わった後すぐに2周目に突入してしまいました。
久しぶりに良いものを読んだ気分。面白かったです。
お薦めです。ただしあだち充ファンの大人限定で。
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[投稿:2010-07-21 21:04:05] [修正:2010-07-21 21:05:09] [このレビューのURL]
10点 げげさん
他のあだち作品と違って恋愛メインじゃないので、
そういうのが嫌いな人でも楽しめると思います
「スケッチブック」はあだち先生の短編の中で
ベストの部類に入るのではないかと思います
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[投稿:2009-12-07 17:46:09] [修正:2009-12-07 17:46:09] [このレビューのURL]