ホーム > 青年漫画 > ビッグコミックオリジナル > じんべえ

7.66点(レビュー数:3人)

作者あだち充

巻数1巻 (完結)

連載誌ビッグコミックオリジナル:1992年~ / 小学館

更新時刻 2009-12-05 00:19:10

あらすじ 主人公高梨陣平(三十代終盤)は、死別した妻の連れ子である高校生・美久と二人暮し。
親子の関係を大切にしながらも恋愛風味を感じさせて進行する、コメディ漫画。

備考 1998年、フジテレビ系列でテレビドラマ化された。

シェア
Check

じんべえのレビュー

点数別:
1件~ 3件を表示/全3 件

7点 オカシューさん

マンガをもの凄い早さで読む人がいる。
私が一話(20ページ)くらい読んだ時すでに隣で1巻読み終えている人がいる。

そんな人にあだち充は絶対薦められない。

あんな、なんとか式速読術をマスターしたみたいな人があだち充を読んだら・・・スーパーチャージャー ツインカムターボ カスタムリミテッドになる!(意味不明)
つまり何も残らない、うわべだけすくったような読み方になる危険アリなのです。

ただじっくり読む派の私でもすぐ読めるマンガもある。
技の応酬であったりの引き延ばし的大ゴマバトルなどである。

でもあだち充はちょっと違う、と思っている。
会話の間を楽しんだり感情の機微を想い描きたしなむマンガなのである。
その辺を読みこなせる人は何度も楽しめたり味わい噛みしめる事ができる。

中島みゆきは作詞についてこう語った。
「詩を作るのは簡単です。本当に大変なのは(曲にのせる為)文字を間引く作業なんです。」

説明なセリフだらけのマンガは多い。
逆にセリフを極限までこそぎ落しコマとコマの間やキャラの表情や動きだけで場面を盛り上げる事の難しさ。
そのテクニックであだち先生以上の人を私は知らない。

青年誌掲載のあだち作品、この「じんべえ」ではその部分がさらに感じられる。

休日の午後、ゆっくりお茶でもしながら楽しんでみませんか。

間違っても会社や学校の昼休みや漫画喫茶の限られた時間に読んじゃあいけない。

速読術であだち充は、はかれない。





ナイスレビュー: 4

[投稿:2010-04-06 00:07:20] [修正:2010-04-06 00:21:13] [このレビューのURL]

10点 げげさん

美久がかわいい。
もう一度言う、美久がかわいい。
最後もうちょいゆっくり描いてほしかったけど、
あだち漫画の中でもかなり好きな方です。
この頃の絵好きです。
H2初期っぽい感じ?

もう一度言うよ?美久がかわいい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-07 17:50:39] [修正:2010-03-27 21:32:58] [このレビューのURL]

6点 ITSUKIさん

200ページ程で完結し、あだち充独特の作風もあいまってさらっと読んで楽しめる短編。
血のつながらない親子の独特な距離感だったり、血縁以上の絆だったりを重くなりすぎずに描けるのは流石あだち先生という印象でした。

最後が唐突に終わってしまった感があり、それがちょっと消化不良でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-11-11 04:26:58] [修正:2009-11-11 04:26:58] [このレビューのURL]


じんべえと同じ作者の漫画

  • H2

    総合点:6.79点

    レビュー数:49人

  • タッチ

    総合点:6.67点

    レビュー数:37人

  • クロスゲーム

    総合点:5.93点

    レビュー数:32人

あだち充の情報をもっと見る

同年代の漫画

ビッグコミックオリジナルの情報をもっと見る