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6.33点(レビュー数:6人)

作者弘兼憲史

巻数20巻 (完結)

連載誌ミスターマガジン:1991年~ / 講談社

更新時刻 2009-11-25 06:40:49

あらすじ 加治隆介、39歳。一流商社のエリートサラリーマンである彼には、政治家である父・元春と父の下で働く兄・春彦がいた。ところが、突然の事故で二人はこの世を去ってしまう。残された隆介は、選挙への出馬を要請されるが、総理直々の要請も蹴ってしまうが… 政治不信の今、若き政治家・加治隆介が登場。永田町に風穴をあけられるか!?

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加治隆介の議のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全6 件

7点 朔太さん

政権交代可能な2党あるいは3極への政治改革、北朝鮮への対応、国連平和維持軍への合流、
あるいは常任理事国参画運動など、当時のどちらかというと保守寄りの考え方を
支持した政治漫画。

2014年の現代から見れば、鳩山や菅に代表される民主党リベラル派の荒唐無稽な
理想論は夢物語に終わり、今や安倍晋三が国民の反発を買いながらかつ経済政策と
セットで上手く実現させようとしている。

振り返って見ると、一気に加速するかと思えた中道穏健路線へは、なかなか進まず
結局経済とともに失われた20年とも25年とも思える。現実はそんなに一度に変わらない。

古臭さを感じさせない政治感覚は見事ととも言え、一読を進めたい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-12-10 21:00:29] [修正:2014-12-10 21:00:29] [このレビューのURL]

8点 かずーさん

 
政治に興味を持つには最適な漫画。

魑魅魍魎とした部分、政治家として辛い部分などを、素晴らしく上手に
エンターテーメント化していると思う。

確かに偏った部分や極論などが展開されるが、そんなに気にならない。

現状の日本(ちょっと前の時代かな)が抱える問題を、真正面からテーマ
として取り上げており、楽しめる上に勉強にもなるという、一石二鳥の
作品だと評価する。

まず深く考えずに一気に読んで、そのあと内容を理解しながら読み直す。
それが苦もなく楽しくできる面白さがこの漫画にはあると思います。

お奨めです。
 

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-10 19:38:25] [修正:2010-02-10 19:38:25] [このレビューのURL]

6点 トトさん

当時の政治状況、政策課題等を主人公、加治隆介衆議院議員もとい、
作者がアンサーする漫画。

あらはありますが、エンタメとしても結構楽しめます。
やはり主人公が、魑魅魍魎ばかりの政治の世界で、
カネや利権の外に身を置きつつも上へのぼっていく様子は爽快。

何より、島耕作みたいにほぼSEXだけで成り上がらないからよい 笑

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-06-03 22:52:09] [修正:2009-06-03 22:52:09] [このレビューのURL]

6点 bugbugさん

作者の主義主張が明確に展開されていて
しかもそれが嫌味にならないのは好印象でした

政治の世界に跳梁跋扈するキャラクターは
リアルなのかファンタジーなのか分かりませんが
魅力的に描き出すことに成功していると思います

結末までの構成も意図してなのか分かりませんが
キレイにまとめています

ただ、政治に無関心な人や逆に政治に詳しすぎる人は
ちょっと読むことができないかなぁ
何より、古い作品なので
当時の政治と時事をモチーフとした問題が多く登場します
当時を知らない若い人は
特にきついと思います

読者を選ぶ作品であることは間違いない
島耕作が好きな団塊の世代の方は好きなんじゃないでしょうか

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-01-26 00:23:45] [修正:2009-01-30 16:55:18] [このレビューのURL]

4点 kenkenさん

島耕作と同じ顔を持つ男の話
プレイボーイなところもそっくり

この人の描く中年の性描写は親のセックスをみてるようで滅入ります。老獪な人物を描くのが上手いです

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-10-20 00:32:22] [修正:2008-10-20 00:32:22] [このレビューのURL]

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