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5.62点(レビュー数:8人)

作者中野純子

巻数10巻 (完結)

連載誌週刊ヤングジャンプ:2007年~ / 集英社

更新時刻 2009-11-25 06:41:12

あらすじ 主人公、駒井静は「御隠居」と呼ばれる温泉好きのジジくさい大学生。そんなある日、静は旅先の露天風呂で倒れている裸の女性を発見してしまう! そして静は大学で「旅と温泉愛好会」(通称:旅泉)と呼ばれるサークルに入ったが、そこにはあの時裸で倒れていた女性、流香がいたのだった! こうして静の波乱に満ちた大学生活が始まった。

備考 月1連載

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ヘタコイのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全8 件

6点 斬鉄姫さん

ドラマ向けな作品ですね。
ただ、どちらかと言えば一昔前の・・・と言うべきですが。

よくできたストーリーだし、犯罪者や裏切り者の弁護も無い。
安心して読めるので、誰かに勧めることが充分可能な作品です。
ヤングジャンプ連載作品においてこっちを、というかこっちだけ読んでおけばよかったと思います。

穴があるとすれば、ヒロインの『過去の男』に魅力が見当たらないところ。
余計なことしかしない主人公の先輩が邪魔で仕方ないこと。奇妙な後輩女子2人組も邪魔。

要は、サブキャラに魅力が無いこと。でしょうかね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-09-30 12:58:04] [修正:2018-09-30 12:58:04] [このレビューのURL]

この作品は、前作である稀代のクソ作品を払拭するための作品だと思います。

根拠として、主人公が前回の主人公のラストと同じく1浪で大学に入学したことにあります。

どうしても前作のような『レイプ犯の性犯罪正当化』『裏切りバカ女の徹底的擁護』という、おぞましい作品の系統を予感させたのに対し、
今回は『結果的に裏切られるのはヒロイン』というのも根拠として挙げられる。
実際には主人公が裏切ったわけではないのだが、前回のクソ女に対するご都合主義が今回は全く行われないことを予感させた。

なのだが、悪いのはあくまでヒロインに(再)接近した別の男なので、主人公にもヒロインにも落ち度は無い。
それだけに、落ち度の無いヒロインが悲しい思いをするのは少し酷である。

というかこの作品を読んでいて、少し話題が逸れるが、
前作において主人公とヒロインは別れとけばよかったと思う。
裏切り者のクソ女が別れ話を切り出した時でもいいし、ラストの病院で主人公が錯乱状態において分かれる事を決断し、母親に『恋人の裏切りと犯罪被害を暴露』すればよかった。
そうなれば母親は『息子を裏切り、ここまで追い込んだこんな娘と付き合わせたくない!』と思うだろう。

そして主人公は孤独に勉強に励み、努力の成果あって1浪で志望校に合格。
そこで真っ当な娘といい出会いをする。
町中でその娘とデートしている時に裏切り者のクソ女と再会。
無視する主人公、悲しみの表情を向ける裏切りクソ女。そこでラストカット。
そうするべきだったと思う。

前作主人公を引き続き今作の主人公に置き、今回のヒロインをそのままヒロインに置く。
そのほうが絶対に前作を読んで憎悪を覚えた読者は納得したと思う。

とにかく、今回のヒロインは真っ当。
主人公に告白されるも、返事は待って欲しいとその理由をはっきり告げる誠実さは大したものである。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-09-02 09:36:22] [修正:2018-09-02 09:36:22] [このレビューのURL]

6点 紅葉霞さん

女ウケする作品だと思います。

前作は男も女も、そして全国の産婦人科医の皆さんを徹底的にバカにした作品でしたが、
今作はそんなことは一切無い。

なので、前作に怒りを覚えた読者は必ずこの作品を読む事を進めたい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-05-19 22:02:06] [修正:2018-05-19 22:02:06] [このレビューのURL]

7点 ラグナさん

共感できる部分は多いですね。

ヒロインは結局のところ恋愛経験は無く、当然男性経験も無いウブっ娘。
しかもおっぱい大きい。
いかにも男ウケしそうです。

もっとも大きい特徴としては、このヒロインは『誠実』です。
主人公が告白してくれた時に結局「キープ」のような扱いをしてしまうことになりますが、
中途半端なことはできないという気持ちからなので、悪いとは思いません。

その結果、決定的なすれ違いが起こりますが、
あの展開は嫌いじゃないです。
だって、誰も悪くないんですもん。

終わり方としても割としっくり来ました。
主人公とヒロインが本当に深い仲になるのが本当に最後の最後ですが、
これだけの仲になれるなら幸せだろうなぁと思います。


本当に「ちさ×ポン」と同じ作者ですか?
格段にいい作品でしたけど・・・

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-03-22 23:54:35] [修正:2018-03-22 23:54:35] [このレビューのURL]

6点 p-mcgoohanさん

前作「ちさポン」が伝説的なクソ漫画となった同作者の次作。
もしこの作品が遺作となっていなければ、
逝去したにも関わらず送られた作者へのバッシングや誹謗中傷は数倍になっていただろう。

今作は全てにおいて、不可解な点や矛盾が無い。
よくもまぁ両想いでありながらこれほどの悪循環が続いたものだという感じ。
中盤に主人公の早とちりによって、結ばれつつあった2人の関係は崩壊寸前となった。
しかし今回は主人公にもヒロインにも、ヒロインを奪いに来た因縁の男にも、そういう状況になった明確な動機がハッキリなされているし、正当性がある。

前作では性犯罪者の言い訳が漫画史上最大級にありえないものだった。
にも関わらず、裏切り者や性犯罪者を全員が全員擁護。
何の非も無い主人公だけが云われも無い誹謗中傷と侮辱を受ける。
矛盾だらけで理不尽満載だった。

それに比べると今回はマトモ。
心理描写を綿密に描いており、そこには一部の隙も矛盾も無かった。

ただ、残念ながら主人公の高校時代からの先輩は本気で邪魔。
そいつが主人公を殴りつけたシーンがあったけど意味がわからない。

ヒロインは主人公に対する思いをよくぞ貫いたと思う。最終的に結ばれたのは、ヒロインサイドの想いがかなり強くなっていったからである。
主人公は、生涯この娘を尊敬して感謝すべきだね。

前回は、バカな女に対して『これでもか!』というぐらい物凄く都合のいい男が居ました。しかも性犯罪者にのみご都合主義のオンパレードです。
『気に入った女の子に振り向いてもらえないならレイプしてしまえばいい』という作品だった。

今回はヒロインにとって主人公は都合のいい男ではなかった。
結果的に「キープ」扱いだった主人公は、他の女に寝取られる形になった。
『レイプ犯罪』ではなく、純粋な『寝取られ』であり、
しかも主人公にもヒロインにも非は無いのに、決定的なすれ違いが起こる。

実に秀逸な流れである。
いかに前作が駄作だったかを物語る作品。

反省したんだな、前作のクソ展開とお粗末な進め方を・・・

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-08-22 08:37:52] [修正:2018-02-25 12:12:43] [このレビューのURL]

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