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4.33点(レビュー数:3人)

作者柊あおい

巻数1巻 (完結)

連載誌りぼん:1989年~ / 集英社

更新時刻 2009-11-25 00:44:20

あらすじ 読書が大好きな女子中学生・月島雫は、ある日愛読書の図書カードに天沢聖司という名が必ずある事に気づく…。そんなある日、電車で出会った猫に導かれ、地球館という不思議な店に迷い込んで―。

備考 1995年にスタジオジブリ制作でアニメ映画化された。

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耳をすませばのレビュー

点数別:
1件~ 3件を表示/全3 件

3点 臼井健士さん

ジブリのアニメ版の原作だが・・・・宮崎さんも言っていたが「連載作品としては中途半端」。
話も映画とは全然違う。映画も特別起伏のある話では無かったが、こちらは雫が幼すぎる上に映画よりもさらに「何もない」・・。
だから実質、打ち切り扱いだし宮崎さんが拾ってくれなかったら、誰も知らないまま歴史の片隅に埋もれていった作品だと思う。
あおい先生は絵は上手いのだが、話の作り方がイマイチで総合的には並・もしくはそれ以下になってしまうのは惜しい。
続編が短編として後に描かれたのだが、それだって映画化が無かったら有り得なかったことだ。
もっとも、宮崎アニメの大ファンというあおい先生にしてみれば「棚からボタ餅」どころの話ではなかっただろう。
何度も言うが、映画化されてなければとっくの昔に絶版作品だと思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-07-16 06:34:05] [修正:2010-07-16 06:34:05] [このレビューのURL]

5点 ITSUKIさん

当然ながらジブリの映画から存在を知ったのですが(というか、原作漫画があるという事は映画を見てからも10年以上は知りませんでした)

原作はわずか4話で打ち切られてしまっているというのに驚きです。
恋愛をテーマとした様な少女漫画とは一風変わった世界観を感じる事が出来、そこが魅力であるはずなのに当時は受けなかったという不遇の作品。途中から恋愛要素を入れる事を余儀なくされています。

しかしそのちょっと変わった内容がかの有名な宮崎駿の目に止まって(文庫版に耳をすませばが映画になる経緯が載ってますが、本当に偶然としか)今日多くの人に知られる作品となったのですから何があるかわかったもんじゃありませんね。

宮崎駿達は「きっとこの漫画はこれからこうこうこういう展開をするのだろう」と想像していたのに、その考えとずれがあった原作の結末に納得いかなかったらしく、劇場版はその宮崎駿達の考えを実現させたものなのだと思います。
読者の人気をとっていかなければ打ち切られ、話を纏める事を余儀なくされる連載漫画と、事前にアイデアを目いっぱいつぎ込める劇場版とではやはり物語の完成度が段違いであり、アニメと比べて原作はキャラクターの「成長」という大事な部分がすっぱり削られてしまい、終わりが唐突な印象を受けました。

しかしキャラクターのセリフや服装などはほとんど原作を忠実にアニメ化されていた事は意外でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-11-26 03:48:00] [修正:2009-11-26 03:48:00] [このレビューのURL]

5点 鋼鉄くらげさん

唯一買った少女漫画です。まぁ、はっきり言ってしまえば映画で知ったから興味を持ち買ったんですけど、物語そのものの「深さ」という点では、映画の方が数倍高いものになっています。

これを読むといかに原作をアニメ化するという事が、アレンジする人によって大きく変わるのかという事を実感させられます。まぁ、この作品は変わり過ぎですけど。

映画と原作の違いがどのような感じなのか。そこを読み比べてみると、結構楽しめると思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-04-08 22:13:12] [修正:2008-04-08 22:13:12] [このレビューのURL]


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