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7点(レビュー数:1人)

作者かかし朝浩

巻数7巻 (完結)

連載誌月刊コミックガム:2006年~ / ワニブックス

更新時刻 2009-11-25 00:45:14

あらすじ 時代はAD.994、平安京。橘則光は親の言いつけで、お見合いをすることに。気の進まない見合い相手は、なんと貴族の娘とは思えないハチャメチャな暴れっぷりを示す、菅原諾子(後の清少納言)だった! 諾子の機転と行動力が評価され、宮廷に招かれることとなるが、そこでも諾子は宮中に大混乱を巻き起こす! 天才エッセイスト・清少納言をオリジナリティー溢れる解釈で描く入魂作。

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暴れん坊少納言のレビュー

点数別:
1件~ 1件を表示/全1 件

7点 gundam22vさん

こんな作品よく思いついたなって発想が凄いですよ。
もっと知名度出て欲しい作品ですね。
ツンデレな(ツンデレ要素もありますが
タイトル通り暴れん坊要素の方が強いと思います)清少納言主役のコメディ物語なんて誰が思いつくかと。
キャラが立ち、話として安定感がある日常ものです。平安
文化については毎回解説してて面白かったですね。
トリビア的には勉強になります。

絵柄とキャラ付けとか言葉使いとか行動が現代的に改変して
ますが、一方で当時の本当の風習とか史実との違いとかは4コマでちゃんと解説されています(ある種言い訳ですがこれがあるから史実との違いをちゃんと意識するのは大きいです。4コマ自体が面白い)。枕草子、当時の歌も引用とかで作中出て来ます。
史実じゃ面識がない紫式部なども出て来てどうなるかと心配しましたけど、なんとか噛み合わせて作品に厚みが出ています。

その辺は年代とかイベントとか順番変えたり色々やりながら、話に筋を付けて最終巻の巻末年表みるとそこそこ
拾ってて驚きました。全7巻でダレることなく清少納言の
出仕から引退まで華やかに(史実じゃ最後は暗そうですからこの作風なら改変して良かったです)描いて終わったので高評価が付けられると思います。欲を言えば枕草子が300段越えるくらいあったのだから、もっと引用量を増やした方が清少納言主役としては
良かったかなとは思いました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-09-30 09:21:57] [修正:2012-10-02 17:41:17] [このレビューのURL]


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