遅咲きじじいのレビュー
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8点 オカシューさん
まぁタイトルを見ただけでも分かってもらえるだろうと思う。
本を手に取り表紙を見ればもっともっと分かってもらえるだろうと思う。(しわしわのおじいさんが一人立っているのみ。)
「ジャケ買い」などという言葉とは全く縁のないマンガである。
萌えという言葉は顔を引きつらせながら逃げ去る作品である。
このような良いマンガなのに誰も手に取らないよな、と思わせる作品はレビューしておかねば、おかねば・・・。
作者はエッセイ(風)漫画「ゴー宣」でインテリを虜にした小林よしのり先生である。
その才能はいまだ健在。
だって60過ぎのおじいさんが主人公で面白い漫画ってありますか?
いや、そもそもじじいが主人公の漫画ってありますか?
井上雄彦はバスケ漫画はヒットしないと言われながらスラムダンクを描いた。
小林よしのりは編集者も読者も望んでいないのに老人漫画を描くのである。
しかも面白く。
「東大一直線」「おぼっちゃまくん」等のエキスもふんだんに散りばめられたいぶし銀的作品と言っておこうか。
まぁ読めとは言わない。
いつかまさか、出会った時の為にタイトルだけでも覚えておいてくれないか。(やっぱ読まそうとしてるヤンケ)
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[投稿:2010-01-18 02:28:32] [修正:2010-01-18 03:21:56] [このレビューのURL]