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5.5点(レビュー数:6人)

作者冬目景

巻数4巻 (完結)

連載誌月刊コミックバーズ:2000年~ / 幻冬舎

更新時刻 2010-09-14 00:40:19

あらすじ 探偵松之宮のもとに、助手としてやってきた謎めいた少女真夜…
洋と和が混在する帝都を舞台に二人が遭遇する事件とは!?

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幻影博覧会のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全6 件

7点 yokatopiaさん

・発表の速度 マイナス
 あまりの遅さに前の話を忘れてしまいます。
・話の厚み マイナス
 結構膨大な構想の割に、ページ数が少なく、せっかくのネタが生かし切れていないのが残念。
・画力(演出系)マイナス
 最後のタイムスリップのタイミングと描写でガラスが割れて終わりはないでしょう。一番もりあがるとこがサラって流れて残念。

・ストーリ プラス
 全4巻で大筋はきれいにまとまっているのだが、話のスケールが大きい割には淡泊な感じがする。伏線の回収が物足りない。
[探偵の兄]令嬢に見合いを断られて以降、登場なし。あの手のタイプは立ち直れないとみた。
[探偵の弟]実家で寝たきり状態。本当に寝たきりなのか、登場は実家で1回だけ。
[探偵の母]物語に厚みを持たせるためのキーマン的立場なのだが、一度も登場なし。探偵と弟は母親がちがいそうだが。
[真夜の両親]現在より未来の人のはずだが、なぜか大正時代で疲弊して没す。大正時代にタイムスリップしたのはロシアの隕石爆発エネルギーを利用。幼い子供を連れてタイムスリップした活動的な夫婦。
[教授]稀人の可能性もあるが、関東大震災とかの情報は真夜や両親から聞いていたのか? しかし、探偵がいい人というのは誰情報だったんだろう?
謎だ・・・。

1?4巻までで1つのアドベンチャーゲームしたら、一昔前なら大作になっていたかも。 そして伏線の回収漏れは『幻影博覧会弐』で回収されていくのです。
真夜は未来から来た探偵の娘とか孫とかいう設定で、探偵とからませていっても面白いかも。時代設定を変えて二部を開始して、三部で大正時代に戻って未回収の伏線を回収しきって欲しい作品。
この作者にしては、設定がしっかりしていると感じた作品。




ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-06-29 23:22:25] [修正:2011-12-20 01:04:04] [このレビューのURL]

6点 ジブリ好き!さん

巻を重ねるごとにじわじわと面白くなっていきます。
序盤は本当にありがちなストーリーで見切りたくなりましたが、読んでて良かったと思えます。

この作者さんなんてこのサイト来るまで知らなかったものですから、あまり大したことは言えませんが、和風の雰囲気はめちゃめちゃうまいですね。
「ACONY」も読んでますが、この作者さんは物静かな雰囲気の作品の方がマッチしていて好きです。

決して正義漢ではない主人公なので事件解決→諭しって流れになるとは限らないのが良い。どこかへたれな面もあり人間臭くて好きです。
それと正反対に、冷静で明晰な真夜。こちらもあくまで仕事として事件と向き合っているところが良いです。

事件そのもののアイデア以上に、時代や人物たちの雰囲気感に浸っていたい作品。
決して事件のクオリティが低いわけではないですけれど、どこかまったりほのぼのしたような雰囲気が魅力的なのは確かです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-14 00:40:31] [修正:2010-09-14 00:40:31] [このレビューのURL]

7点 フクポルさん

<所持歴:全巻。収集中>

作品そのものは好きです。
レトロ・モダンな雰囲気が味わえます。絵もマッチしてると思いますし。
探偵とその助手というメインキャラですが、別に推理物って訳ではないです。
(というか、推理物として見るには力不足)
雰囲気を味わい、アクセントでほんのちょっとミステリーを感じる、そんな作品です。

休載の連続で単行本の刊行ペースが異常に遅いのは当然不満ですが、
この作品が2巻で物語の転機を迎え、続きが気になる所で終わってるのが
その不満を一層大きくしてます・・・
切り良く終わってるんであれば幾らかはガマン出来ますが。


なので、本来であれば7点くらいは付けれるんですが、
いつ出るか分からない3巻を待たなければならないという現状がちょっとマイナス。
3巻出たら評価し直します。(いつになることやら)

***追記***
3巻出たのでとりあえず評価し直し。
ここ最近は精力的に執筆されているようなので、
このまま順調にいって欲しいものです。
作品自体は好きなので、6点→7点に変更。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-03-15 02:54:35] [修正:2010-02-07 20:49:43] [このレビューのURL]

3点 ヨノナカさん

あぁぁ・・・冬目景作品は好きだったんだけど・・・(泣)

冬目景は良くも悪くもメジャーな作風になってきましたね。独りよがりの書き方じゃなくなってきて作品に幅が出てきた分、今までのちょい暗めの書き方をしなくなってきました。

この作品もまさにそれです。時代背景もしっかりしていてこれからのハナシの展開が気になるところですが、今までの作品のような雰囲気を楽しめるものではなくなっています。まだ1巻しか読んでないのでこれからの話の盛り上がりに期待!ですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-01-07 15:51:54] [修正:2006-01-07 15:51:54] [このレビューのURL]

5点 真樹さん

雰囲気はともかく、あまり冬目色を感じさせない内容で、個人的にはイマイチ。
真夜の謎めいたクールなキャラはドンピシャなんですが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-05-24 05:24:38] [修正:2005-05-24 05:24:38] [このレビューのURL]

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